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大学バスケットボール界の次代を担う若手たちが集う新人インカレ。全国から集まる有望株の中には、高校時代から世代トップクラスとして知られる選手もいれば、この大会をきっかけに飛躍を狙う選手もいる。未来のスター候補として注目したい5人をピックアップした。
十返翔里(東海大・2年)
八王子学園八王子高時代から世代屈指のスコアラーとして知られ、U18日本代表としてFIBAアジアカップに出場した経歴の持ち主。最大の魅力は、192cmのサイズから繰り出されるダイナミックなリングへのアタックだ。高い身体能力を武器に個の力でディフェンスのギャップを切り裂き、コンタクトを受けながらでもフィニッシュまで持ち込む力を持つ。関東の新人戦決勝では、早稲田大相手に38点の大爆発で東海大3連覇の原動力になった。
ディフェンスに関してもサイズと機動力を武器に、複数のポジションをこなせるのが強み。早稲田大戦では、松本秦に対するフィジカルな対応でチームを鼓舞していた。ウイングとしての万能性と勝負強さを兼ね備えた存在であり、試合の流れを一気に引き寄せる爆発力は新人インカレでも屈指と言える。
松本秦(早稲田大・2年)
3Pシュート力に関しては、大学バスケットボール界で間違いなくトップクラス。早稲田大がサイズのないチームということもあり、ディフェンスではフロントラインでプレーすることが多い。しかし、191cmのスイングマンとしてドライブ、ミドルレンジ、ポストアップまで使い分け、あらゆる形で得点を積み重ねることができるオールラウンダーだ。
最大の武器は鋭い得点感覚。オフボールの動きも巧みで、わずかなズレを逃さずショットを決める一方、自らボールを運んでディフェンスを崩し、リングまでアタックする力も兼ね備えている。関東新人の準々決勝の中央大戦で36点、20リバウンド、準決勝の白鴎大戦で31点、10リバウンドをマークしたように、早稲田大の大黒柱としてチーム初の新人インカレ制覇を目指す。
小野恵富(江戸川大・2年)
195cmでフォワードの両ポジションをこなし、最高到達点341cmを誇る圧倒的な身体能力を持つ。ガードのようにボールを扱うこともでき、自ら仕掛けて得点を生み出せる選手だ。3Pショットでフロアを広げることや、ドライブでは長いストライドと跳躍力を生かしてリングをアタックする。新人インカレ出場権獲得がかかった神奈川大戦では、決勝点となる逆転3ポイントを沈めるなど、江戸川大の大黒柱として勝負強さも発揮している。
千葉県の長狭高時代にウインターカップといった全国大会を経験したわけではないが、元々のポテンシャルが大学入学してから大きく成長。全国の舞台で最も化ける可能性を秘めた“ダイヤの原石”の一人と言えるだろう。
ジェラマイア・オルワペルミ(天理大・2年)
2023年のインターハイで日本航空を頂点に導いたビッグマン。大学バスケットボールでプレーする留学生の中でも、運動能力の高さに関しては他の追随を許さないレベルにある。リング付近では圧倒的な跳躍力と長いリーチを生かし、豪快なダンクやアリウープで観客を沸かせる一方、ディフェンスでは強力なリムプロテクターとして存在感を発揮する。
天理大が頂点を狙う上で、ジェラマイアのインサイド支配力は不可欠。オフェンスでの豪快なフィニッシュだけでなく、ディフェンスで試合の流れを変えられる存在として、新人インカレ屈指のインパクトを誇る。
齊藤海斗(日本経済大・2年)
福岡第一高では控えに甘んじたが、大学進学後に急成長を遂げたガードだ。日本経済大に入学後にアグレッシブなディフェンスを武器に、少しずつ出場時間が増加。今年の西日本学生トーナメントでは関西大との決勝戦でスターターとして出場すると、18点をマークしてチームの優勝に貢献した。
攻防両面でハードにプレーし続けることに加え、新人戦ではリーダーとしてチームを牽引することが期待される。片桐章光コーチからメンタル面を高く評価されており、昨年の大会でブレイクした児玉ジュニアのように大きな飛躍を遂げる可能性を秘めた選手と言える。
文:青木崇
青木 崇
NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。
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