人気ランキング

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム一覧

バスケットボール コラム 2026年7月27日

【インターハイ展望 男子】福岡大附属大濠が本命、開志国際ら強豪が頂点を争う

バスケットボールコラム by 青木 崇
  • Line

 

昨年のウインターカップで2連覇を成し遂げた福岡大附属大濠は、九州大会を制して第1シードでインターハイに臨む。アンダーカテゴリー代表として国際試合を経験している白谷柱誠ジャック、本田蕗以、櫻井照大らタレントが揃い、今年も層の厚いチームに仕上がっている。

一方で、片峯聡太コーチがU17とU18代表の指揮官を務めていることに加え、代表合宿に多くの選手が参加している。U17ワールドカップ終了から約4週間でインターハイを迎え、さらにU18代表合宿も控える。限られた準備期間でチームの完成度をどこまで高められるかがカギ。第1シードとはいえ、3回戦で鳥取城北、準々決勝で仙台大附属明成か尽誠学園という強豪との対戦が濃厚だ。

鳥取城北は中国大会決勝で岡山商科大附属に敗れたためにノーシードになったが、司令塔の福元源士と留学生のフィリモン・ホムタワ・タルモンはどのチームにとっても厄介な存在。202cmで跳躍力のあるタルモンは、ブロックショットだけでなく、腕を伸ばしてショットをコンテストしてミスへと導く能力がある。また、ペイント内での失点を減らせる点でも重要な存在だ。

タルモンがいても積極的にゴールへアタックし、活発なボールムーブから3Pショットを決められるかが、福岡大附属大濠の勝敗を左右する。

福岡大附属大濠の対抗となるのは、準決勝での対戦が予想される開志国際。昨年のウインターカップでは3回戦で対戦し、延長の末に75対77で惜敗していた。今年のチームは、昨年から得点源の一人だった髙橋歩路、アメリカ留学から戻ってきた恒岡ケイマンのU18日本代表選手が軸になる。

4試合連続100点以上を奪って勝利するなど、オフェンスは非常に強力だ。キャプテンの池田楓真が司令塔としてオフェンスをクリエイトし、髙橋のシュート力と恒岡のオールラウンドなプレーから生まれる得点力が発揮されると、福岡大附属大濠でもディフェンス対応で苦労することも十分に考えられる。また、留学生のアジャック・アロング・アジャック・アロングが207cmの身長と長い腕を武器に、ペイント内のディフェンスで優位に立てるのも強みだ。

開志国際にとっては、羽黒と四日市メリノール学院の勝者と対戦する初戦で勢いに乗りたいところ。関東王者の山梨学院か、昨年のウインターカップベスト8の北陸学院と対戦となりそうな準々決勝は、開志国際にとって最初の山場になるだろう。山梨学院と北陸学院の対戦は、2回戦屈指の好カードと言える。

J SPORTS オンデマンド番組情報

トーナメント表右側は、京都府予選で東山を破った京都精華学園に注目したい。ウインターカップでは3回戦で土浦日本大に惜敗したが、キャプテンの山﨑燦吾と身体能力の高い留学生のオチレベ・アレクサンダーら、昨年から主力として試合を経験した選手が多い。

東山に勝った際には、厳しいディフェンスからターンオーバーを誘発し、速攻で何度も得点していた。インサイドでの得点力とブロックショットが強みのアレクサンダーがペイント内で君臨することもあり、京都精華学園はオフェンスでもディフェンスでも試合を支配できる力があると見ていいだろう。初戦での対戦が予想される土浦日本大戦は、ウインターカップの雪辱ができるかという点でも注目のカードだ。

ただし、伝統校の存在も忘れてはならない。北信越大会の決勝で開志国際に敗れたとはいえ、北陸は上位進出が十分に期待できるチームの一つだ。留学生ファイ・ベンジャミンを擁するが、3Pショットを武器にできるのが特徴。岩門和樹のゲームメイクから緑川晴斗、島田弥秋、大釜一順といったシューター陣が持ち味を発揮すると、北陸は非常に厄介だ。

また、九州大会で2位の柳ヶ浦は、高さと非凡なスキルを持つファデラ・ママドゥが健在。久木原ケリー健志ら、主力がインターハイに出られないのはチームにとって誤算だ。しかし、中村誠コーチは九州大会でベンチ入りメンバー全員を積極的に起用。実戦を通じてチーム力の底上げを図る方針が、インターハイ初のベスト8以上という成果として出るかは注目に値する。

東海大会を制した中部大第一は、197cmの音山繋太、191cmの馬越光希というサイズのあるシューターを擁する。昨年からスターターとして出場している島田康大朗やU17日本代表としてワールドカップを経験した加藤ヒロジャベーズら、有望な選手を揃えている。留学生のジョベ・ハマドがインサイドで安定した働きを見せるようになってきただけに、中部大第一は福岡大附属大濠同様にサイズのあるチームとして注目に値する。

中部大第一にとっては、3回戦で対戦する可能性が高い藤枝明誠戦がビッグゲームとなる。東海大会準決勝で四日市メリノール学院に逆転負けを喫した藤枝明誠は、渡邊聖を軸に上位進出の可能性を秘めている。四日市メリノール学院戦の反省を糧に、終盤のゲームマネジメントを改善できれば、中部大第一を脅かすだけでなく、トーナメント表右側から勝ち上がることも十分に考えられる。

今年の本命は福岡大附属大濠、対抗として開志国際をあげたい。この2チームの勝者と決勝で対戦することになる右側のブロックは実力拮抗。準々決勝に進出したチームであれば、どこが勝ち上がっても不思議ではない。

文:青木崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
バスケットボールを応援しよう!

バスケットボールの放送・配信ページへ