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バスケットボール コラム 2026年9月22日

【9月23日、26日、27日開催:オータムリーグ 展望】2位以下の混戦が続く中、東海大の首位独走に拍車がかかるか?

バスケットボールコラム by 青木 崇
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オータムリーグは9月23日から2巡目に突入する。選手層が厚く、攻防両面で波の少ないパフォーマンスを見せた東海大が、10勝1敗の首位に立っている。白鴎大が8勝3敗の2位と続いているが、試合ごとに順位が変動する混戦模様は今後も続く可能性が高い。

1巡目中盤以降で調子を上げてきているのが、3位の中央大だ。開幕戦で日本体育大に勝利した後に4連敗を喫したが、深澤桜太(土浦日本大・3年)が9月5日の明治大戦でひざの大ケガから1年半ぶりに復帰。200cmのセンターはフィジカルの強さが増し、インサイドの得点源として存在感を高めており、20日の山梨学院大戦では、スヴェトリシック・イゴール(セルビア・4年)とマッチアップしながら16点をマークした。

また、開幕直前に足首をケガし、2試合欠場していた坂口大和(北陸学院・4年)が、オールラウンダーとして存在感を増しているのも中央大が好調の要因。9月6日の日本大戦で29点を最高に、出場した9試合中6試合で15点以上をマークしている。高山鈴琉(東海大付属諏訪・4年)と石口直(東海大付属諏訪・4年)、坂口の3人でローテーションできることにより、中央大のオフェンスはさらに厚みを増している。国士舘大、日本体育大、山梨学院大との3試合は、中央大が東海大を追いかける勢力となりうるかを見極める絶好の機会になるだろう。

6勝1敗と好スタートを切った早稲田大は、下山瑛司(中部大第一・4年)が13日の日本体育大戦、三浦健一(洛南・4年)が19日の白鴎大戦でケガをして離脱。チームの中心選手である2人を欠いた20日の神奈川大戦は、3Q終了時で13点のリードを奪いながら、土壇場で逆転されて1点差で敗れた。

松本秦(洛南・2年)は相手にとって大きな脅威だが、下山と三浦の不在が長引くようだと、早稲田大は2巡目で大苦戦を強いられる可能性が高まる。神奈川大戦で2桁得点を記録した城戸賢心(福岡第一・4年)、嘉手川太智(開邦・4年)、藤山拓翔(開志国際・3年)に続く選手、特に下級生がステップアップできるかに注目したい。主力の故障者を抱える日本大との2巡目初戦は、早稲田大の今後を左右する試合になるだろう。

開幕から10連敗を喫していた青山学院大は、相模原キャンパスのホームゲームで国士舘大に71対70で競り勝った。4Q残り1分30秒で9点のリードを奪ったが、これまで2勝で、1部残留に向けて負けられない国士舘大の猛追撃に直面。残り12.3秒で1点差まで詰め寄られた青山学院大は、その後のオフェンスでもターンオーバーを犯し、国士舘大にラストチャンスを与えてしまう。

残り1分の時点で10点あったリードを追いつかれ、延長で敗れた早稲田大戦の再現かと思われたが、なんとか国士舘大のラストショットをストップ。リードを守って勝ち切るためのゲーム終盤の戦い方には課題が残った。これを改善できるかが、2巡目で勝ち星を積み重ね、2部降格圏から脱却するためのカギになるだろう。

神奈川大も早稲田大に逆転勝ちしたことで、連敗を6でストップ。この試合は保坂斡希(富田・2年)が8本の3Pを決めるなど33点と大爆発。司令塔の斎藤佑真(藤枝明誠・3年)が故障で欠場している中、先発で出場した山口銀之丞(福岡第一・1年)が17点、4アシスト、5スティールで勝利に貢献した。三村 デールアンソニーが10点、13リバウンドのダブルダブルを記録したことは、サイズ面でミスマッチが生じやすいフロントラインの攻防を考えると、2巡目に向けたプラス材料と言えるだろう。

2位以降の混戦や2部降格圏からの脱却争いなど、試合ごとに順位が変動する状況は2巡目も続きそうだ。

注目のカード

明治大対白鴎大(9月23日)
前回の対戦では白鴎大が前半で20点以上のリードを奪ったが、後半に明治大が巻き返し、4Qで逆転する時間帯も作った。しかし、ロイ優太郎(習志野・3年)がステップバックの3Pを決めるなど24点を挙げ、チームを牽引したことが勝敗を分けた。白鴎大は4連勝と調子を上げてきており、20日には大東文化大を48点に抑えるなど、ディフェンスの質が上がってきている。ただし、ロイがアジア競技大会の3x3参戦で不在になるため、選手層の厚さでカバーしたいところだ。

明治大は武藤俊太朗(開志国際・4年)を軸に、前回のようなスロースタートを回避しなければならない。フィジカルが強い白鴎大のフロントラインに対し、鬼澤伸太朗(福岡大附属大濠・4年)と塚田大聖(土浦日本大・4年)らが攻防両面で互角に渡り合えるかも勝利に欠かせない要素。平均2.5本を決めているという湧川裕斗(福岡大附属大濠・2年)の3Pショットが当たり、白鴎大のシューター・小川瑛次郎(羽黒・3年)に対抗する得点力を発揮できるかにも注目したい。

東海大対山梨学院大(9月26日)
1巡目を首位で折り返した東海大は、山梨学院大と開幕戦で対戦した際、リードされる時間帯に直面しながらも、4Qに突き放して勝利。この試合では佐藤友(東山・3年)が21点、中川知定真(東海大付属諏訪・4年)が20点と、サイズで少し優位に立てるフォワード陣がチームを牽引した。今度の対戦では、25点を奪われた菅野陸(帝京安積・3年)をいかにスローダウンさせるかが重要になる。

山梨学院大は1巡目終盤に3連勝するなど、序盤のスロースタートから巻き返して5勝6敗。スヴェトリシック・イゴール(セルビア・4年)がインサイドで主導権を握り、中村千颯(福岡第一・4年)と菅野のガード陣が得点を稼げる形を作れた時の山梨学院大は非常に手強い。ただし、イゴール以外のポジションはサイズの不利に直面するため、ディフェンスで佐藤や中川の得点をいかに減らせるかが、勝利へのカギになるだろう。

文:青木崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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