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バスケットボール コラム 2026年9月24日

【B.PREMIER:宇都宮ブレックス対横浜ビー・コルセアーズ】宇都宮の新体制に新戦力の多い横浜が挑む

バスケットボールコラム by 青木 崇
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10年間のB1で3度頂点に立った宇都宮ブレックスは、ニュージーランド人のジーコ・コロネルからイタリア人のウォルター・デ・ラファエレを新ヘッドコーチに迎えてB.PREMIERに臨む。デ・ラファエレコーチはヨーロッパのスタイルをベースにしながらも、ロスターの特性に合わせたチーム作りを目指している。ディフェンスに堅実さを求めながらも、リバウンドを奪った後に速攻かアーリー・オフェンスで得点する回数を増やすことに関しては、大きな変化がない。

オフェンスの中心となるのは、昨季富山グラウジーズに在籍したトレイ・ケルと比江島慎。ケルはピック&ロールを起点に自ら得点するだけでなく、味方を生かすこともできる。一方の比江島は、スクリーンを使ったプレーや1対1から得点機会を作り出せる。

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アジア競技大会の日本代表でキャプテンを務めた小川敦也は、アグレッシブなボールプッシュで得点機会を作り出すポイントガードとして、飛躍のシーズンになれるかも注目。この数年で3&Dのスイングマンとして欠かせない戦力となった高島紳司もいる。

新戦力のオーティス・フレイジャーは、パワフルなドライブからのフィニッシュや3Pショットで相手の脅威になれる。本来はスイングマンだが、宇都宮がよりオフェンスを重視したラインナップを構成した場合、パワーフォワードでプレーする可能性もある。フロントラインにはアイザック・フォトゥ、ギャビン・エドワーズ、竹内公輔という経験豊富なベテランが健在だ。

横浜ビー・コルセアーズはラッシ・トゥオビコーチ指揮下で3年目を迎える。ただし、6人が新戦力となり、昨季までとは異なるチーム構成になった。並里成が司令塔、キャメロン・マクガスティとアイザイア・リバースがスコアラーとしてオフェンスを牽引することが期待される。帰化選手のカイル・リチャードソンは、マイク・コッツァーとともにインサイドでの得点やリバウンドで重要な存在。3&Dのスイングマンとして佐藤卓磨もいる。

注目はルーキーの新井楽人だ。日本代表として台湾で開催されたウィリアム・ジョーンズカップでは、フィリピンのSGA相手に4本の3Pを含む25点の活躍。今季は日本人スコアラーとしてどこまで存在感を高められるか。新加入選手が多いチームの中で、新井がローテーションに定着できるかもポイントになる。

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トゥオビコーチのシステムを熟知しているのは、コッツァー、森井健太、須藤昂矢、キング開。彼らの貢献度が高い試合に持ち込めれば、横浜は宇都宮からアウェイで勝利することも十分にありうる。特に森井のボール保持者に対するディフェンスのプレッシャーが効果を発揮し、宇都宮のオフェンスを停滞させ、横浜が自分たちのペースに持ち込めるかに注目したい。

この試合の注目選手としては、高島と新井のマッチアップを挙げたい。リーグ屈指のディフェンダーとなった高島に対し、新井が積極的に攻めることで得点センスを発揮できる。日本人ウイングによる攻防は、この試合の見どころの一つになるだろう。

文:青木崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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