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バスケットボール コラム 2026年9月15日

【9月19〜20日開催:オータムリーグ 展望】東海大を追う2位以下は大混戦、日々の結果で順位が入れ替わる展開に

バスケットボールコラム by 青木 崇
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持ち味である高強度のディフェンスだけでなく、ハイスコアの試合でも勝っていた東海大が、9月13日の大東文化大戦で初黒星を喫し、連勝が8でストップした。大東文化大は1、2年生が多く起用されているチームだが、この試合は早船哉斗(正智深谷・1年)が5本の3Pを含む18点と大活躍。中村英司(広島皆実・3年)も14点と、ベンチから出てきた選手がチームに勢いを与えた。

ディフェンスでは東海大のフィールドゴール成功率を31.3%に抑え、4Qの10分間では7点しか許さなかった。20本のオフェンシブ・リバウンドを許しながらも、東海大を58点に抑え込めたのは、粘り強くディフェンスをし続けた証と言えよう。

東海大は1Qで10点のリードを奪ったが、2Q以降に失速。佐藤友(東山・3年)が11点、10リバウンドのダブルダブル、轟琉維(福岡第一・4年)も13点と主力が奮闘。しかし、3Pが27本中5本の成功に終わるなど、ショットの決定力を欠いたことが痛かった。

3位の大東文化大は東海大を破った前日に日本体育大に競り勝つなど勢いに乗っており、早船や小野蓮太(北陸学院・1年)が、和田拓磨(北陸・2年)に続くシューターとして存在感を増している。ンジャイ・パプ・ンデリセク(八王子学園八王子・1年)とムアンバ・ジョナタン(中部大第一・1年)という2人の留学生を使い分けるタイムシェアも機能し始めているのは、2巡目に向けてのプラス材料だ。

東海大を追っていた早稲田大は、日本大と日本体育大に競り負け、昨季一度もなかった2連敗を喫して4位に転落。5勝2敗と好スタートを切っていた明治大も、先週末に2連敗で6位になっている。深澤桜太(土浦日本大・3年)が復帰した中央大は4連勝中で、今週末の青山学院大と山梨学院大に勝利すれば、トップ5まで浮上する可能性もある。

厳しい状況にあるのが10位の神奈川大だ。粘り強いディフェンスで接戦に持ち込む力があるものの、9日の東海大戦からリバウンドが強い横野真人(日本体育大柏・4年)が離脱しているのは痛い。それ以上に問題なのがオフェンスにおける決定力不足。直近の5試合中3試合が54点以下に終わっている。山本愛哉(現ベルテックス静岡)のようなスコアラーがいない今年のチームは、試合ごとに多くの選手がステップアップすることが重要だ。

青山学院大は開幕から9連敗だが、広瀬洸生(福岡大附属大濠・4年)に続くスコアラーとして、北條彪之介(美濃加茂・3年)の活躍に期待。北條は13日の山梨学院大戦で20点をマークしており、今季初勝利のカギを握る存在として挙げておきたい。

今季のオータムリーグは、首位の東海大を追う2位から5位までが6勝3敗で並び、さらに5勝4敗のチームが続く混戦模様。開幕前の予想どおり、2巡目に向けてますます実力拮抗の戦いに突入しそうだ。

注目のカード

早稲田大対白鴎大(9月19日)
先週末に2連敗を喫した早稲田大にとっては、上位をキープするための正念場を迎えている。松本秦(洛南・2年)の得点力は相変わらず脅威だが、日本体育大戦の3Qで下山瑛司(中部大第一・4年)が右足を痛め、ベンチに下がったまま試合に戻れなかった。下山を欠いた場合は、日本体育大戦で9アシストを記録した三浦健一(洛南・4年)がプレーメーカーとしてチームを牽引できるかが、早稲田大のカギになりそうだ。

白鴎大は先週末、明治大と日本大に競り勝った。明治大戦でロイ優太郎(習志野・3年)が24点、日本大戦で南澤空(実践学園・3年)が15点とベンチから出てくる選手が活躍するなど、選手層の厚いチームへと成長しつつある。境アリーム(開志国際・4年)とオカプ・チネドゥ(高山西・1年)がインサイドで優位に立てる状況を生かしながら、早稲田大が得意とするハイスコアリングゲームで戦えるかに注目したい。

国士舘大対青山学院大(9月20日)
国士舘大は山梨学院大戦で1部昇格後初勝利を手にすると、9月13日に明治大を破ったことで自信を掴みつつある。松島良豪コーチが4年生を軸にしたチームを作っている中で、最近はフォワードの関峻作(日本大三・4年)の活躍が光る。ニシンバ・アニエル(帝京長岡・4年)がインサイドで主導権を握ることができれば、比嘉一竣(美来工科・4年)のシュート力が相手にとって脅威になる。国士舘大が1部残留という目標を達成するためにも、この試合は大きな意味を持つ。

一方の青山学院大は開幕から9連敗。9月5日の早稲田大戦、4Q残り1分で10点をリードしながら追いつかれ、延長で力尽きて負けてからの立て直しに苦労している。13日の山梨学院大戦では前半に55点を奪いながら、後半に失速して敗れた。この現状を打破するには、得点力がある広瀬洸生(福岡大附属大濠・4年)を筆頭に上級生がチームを牽引し、中武優羽(正智深谷・2年)や能代飛輝(木更津総合・4年)が留学生相手にインサイドでフィジカルに戦い続けることが重要だろう。

文:青木崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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