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バスケットボール コラム 2026年7月3日

【第4回全日本大学バスケットボール新人戦 展望】混戦必至の新人インカレ 日本経済大、東海大、早稲田大、白鴎大らが頂点を争う

バスケットボールコラム by 青木 崇
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昨年の新人インカレは、準々決勝で東海大を破って勢いの乗った日本経済大が、決勝で白鴎大に競り勝って初の頂点に立った。しかし、昨年のチームを牽引した児玉ジュニア(三遠ネオフェニックス)がプロに転向したこともあり、今季の1、2年生がどこまで活躍できるか未知数なところがある。

日本経済大は片桐章光コーチが「(昨年の)1位なのに僕たち」と語ったように、前回王者でありながら、京都産業大と大東文化大という実力校と同組の厳しいAブロックに入った。京都産業大は松本星希(阪南大附・2年)とソロモン・レイモンド(京都精華学園・2年)が、春のトーナメントでスターターとして活躍。大東文化大も和田拓磨(北陸・2年)が得点源となり、留学生2人と近怜大成(仙台大附明成)のツインタワーが機能すると、日本経済大にとっては非常に厄介だ。

ボディアン・ブーバカー・ベノイット(柳ヶ浦・2年)、齊藤海斗(福岡第一・2年)を軸に、チーム全体で厳しいディフェンスから主導権を握ることができれば、このブロックを勝ち上がる可能性は十分にある。身長198cmのベノイットはディフェンスとリバウンドに加え、シュート力を含めたオールラウンドな能力の発揮を片桐コーチから期待されている。

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Aブロックの勝者と準々決勝を戦うBブロックは、関東の3位決定戦で白鴎大に勝利した日本大が勝ち上がりそうだ。スコアラーの村田桂次郎(國學院久我山・2年)とオヴァクポリィ・ポール・オゲメモメノ(別府溝部学園・1年)がチームの中心。白鴎大戦で20点をマークした平岡皇太朗(土浦日本大・2年)が司令塔として堅実なプレーをし、16点で勝利に貢献したスタークス・ジュリアン(別府溝部学園)が高い身体能力を活かして攻防両面で活躍できれば、ベスト4以上の成績も十分にありうる。

関東の新人戦を制した東海大は、順当にブロックを勝ち上がると、準々決勝で江戸川大との対戦が濃厚だ。高い身体能力と得点力を兼ね備えた十返翔里がチームの大黒柱だが、決勝で早稲田大を第1クォーター13点に抑えたディフェンスを、全国の舞台でも発揮できるか注目したい。入野貴幸コーチは関東の新人戦で3連覇を成し遂げた後、「新人インカレは優勝できていないので、もう1回アプローチの仕方を考えます」と語ったように、チーム全体がより集中した状態で大会に臨むはずだ。

現在関東2部の江戸川大は、小野恵富(長狭・2年)と柳澤幸大(埼玉平成・2年)、ボヌ・ロードプリンス・チノンソ(藤枝明誠・2年)がフロントラインを形成する。小野はインサイドでもアウトサイドでも得点でき、柳澤はスイングマンとしてオールラウンドな活躍に期待。ロードプリンスは206cmの身長と長い腕を武器に、ゴール下の得点とリバウンドで相手の大きな脅威となる。司令塔の川畑嵐(昌平・2年)がゲームメイクとアウトサイドショットで貢献すると、東海大を脅かす存在になりうる。

関東2位の早稲田大は、松本秦(洛南・2年)が絶対的なエース。松本は自身で得点チャンスを創出できるが、宮本耀(福岡第一・1年)が質の高いゲームメイクをすることが、持ち味のハイスコアリングゲームに持ち込むために欠かせない。南川陸斗(東山・2年)は187cmながら留学生相手にディフェンス対応をこなすなど、攻防両面で頼れる存在へと成長中だ。

木村魁斗(下妻第一・2年)と今村優志(東海大付属高輪台・2年)はいずれもロールプレーヤーだが、3Pシューターとして相手の脅威になれる。新人インカレも関東の新人戦同様、6人でローテーションすることになるが、ファウルトラブルを回避できれば、トーナメントを勝ち上がることも十分に考えられる。

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白鴎大は選手層の厚いチームだが、関東の新人戦で4位に終わった。それでも、「4つまで来て、あと1か月練習できることはポジティブなところ」と網野友雄コーチが語ったように、新人インカレで大きく成長した姿を見せても不思議ではない。春のトーナメントから活躍しているオカプ・チネドゥ(高山西・1年)は、ペイント内でより強烈な存在感を発揮できるかに注目。また、ディフェンスで絶対の自信を持つ八田滉仁(福岡第一・2年)が、オフェンスでの貢献度を上げることも成功へのカギになる。

白鴎大が準々決勝で対戦しそうなのが関西1位の天理大。予選では準決勝の関西学院大が1点差、決勝の京都産業大が4点差での勝利と、接戦をモノにしてきた。チームの核となるのは、並外れた運動能力を持つオルワペルミ・ジェレマイア(日本航空・2年)。白鴎大としてはジェレマイアに対し、オカプらビッグマン陣がどこまで対応できるかが、勝敗を大きく左右することになりそうだ。

昨年の日本経済大同様、試合に勝つことで自信をつけてレベルアップしたチームが、頂点へと駆け上がると予想できる。もちろん、ブロック戦を勝ち上がった8チームすべてに優勝の可能性がある。1、2年生だけの大会だからこそ、一つの勝利をきっかけに勢いに乗ったチームが、一気に頂点まで駆け上がるかもしれない。

文:青木崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

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