人気ランキング

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム一覧

バスケットボール コラム 2026年7月27日

【インターハイ展望 女子】桜花学園が連覇へ、京都精華学園ら3強が頂点を争う

バスケットボールコラム by 青木 崇
  • Line

 

インターハイ2連覇を目指す桜花学園は、東海大会を制して第1シードで大会に挑む。

7月上旬にチェコのブルノで開催されたU17ワールドカップには、オーストラリア相手に32点と爆発するなどオールスター5に選ばれた竹内みや、チェコ戦で13点をマークした加地百花が日本代表としてプレー。世界を経験した2人を再びチームに融合させ、白慶花コーチが約3週間でどこまで完成度を高められるかが、連覇へのカギとなる。

竹内を筆頭に、昨年のインターハイ制覇に大きく貢献したキャプテンの勝部璃子、ウインターカップで飛躍した水林夢翔ら、桜花学園は有望なタレントが揃う。留学生を擁する相手にも対応できる経験値がある。

順当に勝ち上がれば、福井工大附福井との準々決勝が最初の山場になる。長年足羽を率いた林慎一郎コーチの下で強化を進めている福井工大附福井は、創部3年目で北信越大会を初制覇。昨年のウインターカップ3回戦では桜花学園が81対78で競り勝った。しかし、187cmの留学生サジョ・レイに27得点、15リバウンドを許すなど、インサイドで苦戦を強いられた。

福井工大附福井を破って準決勝に進んだ場合、桜花学園は福岡県予選決勝でライバルの精華女を破った東海大付属福岡との対戦が濃厚。ウインターカップの対戦では土壇場で競り勝った(61対55)相手であり、190cmの留学生ニエ・カディジャ・ファールをいかにスローダウンさせるかが重要になる。

J SPORTS オンデマンド番組情報

第2シードに入ったのは、ウインターカップ準決勝で敗れた大阪薫英女学院に勝利して近畿大会を制した京都精華学園。司令塔の吉田ひかりが長期離脱となるケガでインターハイに出場できないが、満生小珀、ンガルラ・リヤとオディア・リッツの留学生2人を中心に、2年ぶりの頂点を狙う。

スピードに絶対的な自信があり、京都精華学園中時代からリヤとリッツへパスを供給してきた吉田の不在は、チームにとって大きな痛手だ。しかし、満生が得点源として存在感を発揮し、谷彩南らシューターが3Pショットで貢献できるかが、勝ち上がるために欠かせない要素になる。

準々決勝で対戦する可能性が高い八雲学園は、オールラウンドな能力を持つテウ・アダマを擁する。リヤとリッツを中心にアダマをどのように抑えるかは、試合の行方を大きく左右するだろう。

昨年のウインターカップで頂点に立った大阪薫英女学院は、地元開催という地の利を活かしたいところ。しかし、2回戦から聖カタリナ学園、3回戦で慶誠か岐阜女か鳥取城北という難敵との対戦が続く。それでも、ウインターカップ制覇に貢献し、U17ワールドカップに出場した細澤幸生と大槻佳子、キャプテンの松本璃音を軸に、京都精華学園との準決勝へ進む可能性は十分にある。

細澤と大槻にとっては、聖カタリナ学園との初戦で権藤寧々、3回戦で鳥取城北と対戦すれば、安藤玲とのU17日本代表対決も実現する。大阪薫英女学院は地元チームということだけでなく、レベルの高い相手との対戦が続くという点でも、目が離せないチームとなる。

J SPORTS 放送情報

これまでに取り上げたチーム以外では、各ブロック大会で優勝した日本航空、日本航空北海道、聖和学園、鳥取城北、富岡東がシードになった。日本航空はアジェウォレ・メルシーが大黒柱。昨年のウインターカップでは札幌山の手に1点差で惜敗した一戦で39点、27リバウンドを記録するなど、インサイドでの存在感が強烈。準々決勝まで勝ち上がって東海大付属福岡との対戦となれば、ニエ・カディジャ・ファールとのマッチアップが勝敗を分けることは間違いない。

日本航空北海道は、創部時からチームを牽引してきたメンバーが卒業した。昨年から試合に出ているシソコ・ジェリカと菅野愛子が中心になるが、突出した柱は不在だ。試合を重ねるごとにチーム力を高めていくことができれば、準々決勝進出は十分可能な組み合わせになったと言える。

聖和学園は初戦で四日市メリノール学院との対戦が濃厚。昨年のウインターカップで負けた相手に雪辱できるかなど、この試合は、大会序盤における好カードの一つと言っていい。鳥取城北は1回戦で最も注目に値する慶誠対岐阜女戦の勝者を下せば、大きな自信を手にすることになるだろう。

桜花学園、京都精華学園、東海大付属福岡が優勝候補の軸として大会は進むとみられるが、大阪薫英女学院が地元開催の勢いを力に変えれば、一気に頂点まで駆け上がる可能性もある。今年の女子は、例年以上に上位勢の実力が拮抗した混戦となりそうだ。

文:青木崇

青木 崇

青木 崇

NBA専門誌「HOOP」の編集者からフリーのバスケットボールライターとなる。NBAファイナル、NCAAファイナル4、世界選手権などビッグイベントの取材や執筆活動を行なっている。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
バスケットボールを応援しよう!

バスケットボールの放送・配信ページへ