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【2022ウインターカップ男子プレビュー】インターハイ、U18トップリーグに続いての頂点を狙う福岡第一が本命。前年王者の福岡大学附属大濠、インターハイ準優勝の開志国際が対抗
ウインターカップコラム by 青木 崇ウインターカップ男子
数多くの強豪校がひしめく中で、インターハイとU18トップリーグを制した福岡第一が、今年の本命ということになるだろう。司令塔の轟琉維が起点となって展開される速攻と、厳しいプレッシャーと留学生がペイント内で立ちはだかるディフェンスは、対戦相手にとって脅威でしかない。特にベンチから出てくるムスタファ・ンバアイは、長い腕を武器にリングをプロテクトする番人として強烈な存在感がある。
スターターとして出場している城戸賢心、小田健太、平岡倖汰は、轟がクリエイトしたオープンショットを着実に決められる。さらに、U17代表としてワールドカップを経験した崎濱秀斗がベンチから登場し、得点やゲームメイクで貢献できるのも大きな強み。開志国際とのインターハイ決勝では、4Q残り5秒で逆転の3Pを決めるなど勝負強さも持っている。また、U18トップリーグでは、中村千颯と川端悠稀という160cm台のガード2人がディフェンスで存在感を示すなど、ベンチ層も厚さを増している。
井手口孝コーチが「うちは手の内とかないです」と語るものの、福岡第一はディフェンスの強度と質の高さで他校を圧倒できる。短時間で大きなリードを奪えることは、U18トップリーグでの戦いぶりでも明らかだ。何が起こるかわからない一発勝負だが、順当に勝ち上がれば準々決勝で帝京長岡、準決勝で中部大第一と対戦することになるだろう。
対抗勢力としては、インターハイ決勝で惜敗し、10月の招待試合で1勝1敗だった開志国際になるだろう。U17代表の武藤俊太朗、介川アンソニー翔が得点源、インサイドの核としてバシール・フアイサル・モハメッド、1年生ながら司令塔として信頼度を増している平良宗龍ら有望なタレントが揃う。インターハイ決勝は介川とモハメッドのファウルアウトが痛手となり、福岡第一に土壇場で逆転されての準優勝。ウインターカップでは夏の雪辱をする機会を得たいところだが、その道のりはかなり厳しいものになるだろう。
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