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野球 コラム 2026年9月4日

大谷翔平、実は負傷箇所複数…31試合ぶりスタメン外

MLBコラム by 山田 結軌
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キャッチボールで調整する大谷

傷だらけの体を酷使し、出場を続けていた。そして、ついに『強制休養』となった。ドジャースの大谷翔平(32)が9月3日(日本時間4日)、本拠地でのカージナルス戦でスタメンを外れた。左膝痛で欠場した7月30日のマリナーズ戦以来、31試合ぶりのベンチスタート。代打でも出場しなかった。

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背景には長引くコンディション不良がある。左膝の問題に加え、右上腕二頭筋と首にも違和感を抱えていることが判明。二刀流の完全復活を期したシーズンは、思わぬ満身創痍となっている。打撃成績も直近で急降下。ポストシーズンを含めた先を見据え、球団は大谷に休養を与えた。

前日2日のカージナルス戦では4打数無安打で今季最多の4三振。最後の三振後には右腕を振り、顔をしかめる様子もあった。『MLB.com』によると、ロバーツ監督は試合後、最近の大谷について懸念語った。

「今夜は氷山の一角だったと思う。ここ2週間ほど、本来の彼ではなかった」

複数の米メディアによるとその夜、ロバーツ監督は大谷へ携帯メッセージを送りこの日(9月3日)はベンチスタートと伝えた。

3日の試合前、ロバーツ監督は右上腕二頭筋と首の症状について、悪化したというより「改善していない」と説明。状態は「day to day(日々、様子見の状態)」とし、負傷者リスト入り(IL)についても「可能性は低い」としながら完全には否定しなかった。

ゴームズGMも、大谷がILに入り、10日間ほど打線から外れる事態は避けたいとの考えを示している。ただ、仮にILに入ったとしても10日間の休養で完全に回復する保証もなく、球団は慎重に状態を見極めている。

屋外フリー打撃で調整した大谷

大谷は今季、打者として129試合に出場し、打率.279、30本塁打、80打点、OPS.906。投手では14試合に先発し、8勝2敗、防御率1.79、85回2/3で95三振の成績を残している。過去の大谷と比べれば、一見物足りない数字かもしれない。左膝の問題が長引き、7月3日を最後に登板していないが、二刀流として地区首位独走へ十分に貢献している。

左膝の痛みは6月11日のパイレーツ戦から続いている。オールスターは辞退し、この期間に潤滑剤の注射を受け、8月8日から投球練習を再開した。右上腕二頭筋についても7月3日の登板後に張りを訴え、大谷自身が数カ月前にも同じ部位に違和感があったと明かしている。

そして、その8月8日以降は打撃も低迷。93打数19安打の打率.204、OPS.704、32三振と苦しんでいる。9月2日までの直近6試合では23打数2安打で打率.087、11三振。8月18日のロッキーズ戦を最後に12試合&60打席で本塁打が出ていない。

投手復帰への調整を続けながら、打者として毎日のように出場を続けてきた。左膝、右上腕、首と複数箇所に不安を抱える。レギュラーシーズンは残り1カ月を切ったが、目先の二刀流復帰を急ぐより、まずはコンディションを回復させ、打線の中心として本来の打撃を取り戻すことが優先される。

同時に、来季以降も二刀流を継続するためには、身体への負担を慎重に見極める必要がある。大谷が長期的に健康を保ち、投打の両方で高いパフォーマンスを維持できれば、それは本人だけでなく、長期契約を結ぶドジャースにとっても大きな価値につながる。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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