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野球 コラム 2026年7月20日

【広島好き】カープから3選手が選ばれたオールスター。ここ10年の出場選手を調べてみた

野球好きコラム by 大久保泰伸
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坂倉将吾(カープ)

『マイナビオールスターゲーム2026』の監督選抜を含む出場メンバーが7月13日に発表され、広島東洋カープから坂倉 将吾岡本 駿ハーンの3選手が選ばれました。残る枠は22日(水)に発表されるプラスワン投票によるセ・パ各1選手です。

カープからファン投票、選手間投票で選ばれた選手は、2024年以来2年ぶりにゼロ。チームの厳しい現状を映す結果ともいえそうです。

近年はオールスターゲームを取り巻く環境や、その位置付けも変化しています。それでも、ファンや選手に支持されたスターと、各球団で活躍する選手が一堂に会する特別な舞台であることに変わりはありません。

今回は2016年から2025年までの10年間について、カープから選ばれた選手と選出方法を振り返ります。なお、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会が中止されたため、実際に開催されたのは9回です。

J SPORTS STADIUM2026

チームが25年ぶりのリーグ優勝を果たした2016年は、野村 祐輔、中﨑 翔太、新井 貴浩、菊池 涼介、丸 佳浩、エルドレッド、鈴木 誠也の7選手が出場しました。新井と丸がファン投票、新井とエルドレッドが選手間投票で選出。野村、中﨑、菊池、鈴木の4選手は監督選抜でした。第2戦では鈴木が敢闘選手賞を受賞しています。

緒方孝市監督がセ・リーグの指揮を執った2017年は、岡田 明丈、薮田 和樹、新井、菊池、田中 広輔、鈴木、丸と、前年に続いて7選手が出場しました。新井、菊池、鈴木がファン投票で選ばれ、菊池と鈴木は選手間投票でも選出。岡田、薮田、田中、丸の4選手が監督選抜でした。

リーグ3連覇を達成した2018年は、大瀬良 大地、中﨑、會澤 翼、菊池、田中、鈴木の6選手が出場しました。ファン投票で選ばれたのは鈴木、選手間投票では菊池と鈴木が選出されました。大瀬良、中﨑、會澤、田中は監督選抜。第1戦では本塁打を放った鈴木が敢闘選手賞を受賞しています。

4連覇を逃し、4位に終わった2019年は、大瀬良、床田 寛樹、フランスア、會澤、菊池、鈴木の6選手が出場しました。大瀬良が先発投手部門、鈴木が外野手部門のファン投票1位となり、両選手は選手間投票でも選出。初出場の床田とフランスアに加え、會澤、菊池の計4選手が監督選抜でした。

2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会が中止。2年ぶりの開催となった2021年は、森下 暢仁栗林 良吏、菊池、鈴木の4選手が出場しました。初出場の森下と、メジャー移籍前最後のシーズンとなった鈴木がファン投票で選出され、菊池と鈴木は選手間投票でも選ばれました。栗林は監督選抜でした。

第1戦では菊池が本塁打を含む4安打を放ち、最優秀選手賞(MVP)を受賞。大会期間中に『X』(当時はTwitter)上で最も注目を集めた選手に贈られる「Twitter賞」にも選ばれました。

佐々岡真司監督の最終シーズンとなった2022年は、森下、栗林、床田、坂倉、小園 海斗の5選手が出場しました。この年はファン投票、選手間投票ともに選出ゼロ。栗林、床田、坂倉が監督選抜で、森下と小園は出場辞退選手に代わる補充選手として選ばれました。

新井貴浩監督の就任1年目で、5年ぶりのクライマックスシリーズ進出を果たした2023年は、九里 亜蓮、ターリー、秋山 翔吾の3選手が出場しました。第2戦がマツダスタジアムで行われた年でしたが、カープからの出場は3人にとどまりました。

秋山はファン投票と選手間投票の両方で選出。九里は監督選抜、ターリーは補充選手として出場しました。また、西川 龍馬も補充選手に選ばれましたが、その後、けがのため出場を辞退しています。

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2024年はファン投票、選手間投票ともにカープからの選出はありませんでしたが、大瀬良、栗林、床田、坂倉、小園、秋山の6選手が監督選抜で出場しました。第2戦では満塁本塁打を放った坂倉が敢闘選手賞を受賞。野球キッズに夢を届けた選手に贈られる『マイナビドリーム賞』にも選ばれました。

2025年は森浦 大輔島内 颯太郎、坂倉、矢野 雅哉ファビアンの5選手が出場。このうち坂倉を除く4選手が初出場でした。矢野がファン投票と選手間投票の両方で選ばれ、森浦、島内、坂倉、ファビアンは監督選抜でした。

こうして振り返ると、リーグ3連覇中の2016~2018年はいずれも6人以上が出場したのに対し、近年は人数が少ない年も目立ちます。2016~2025年にカープ選手が獲得したオールスターのMVPは、2021年第1戦の菊池による1度だけです。

明るい話題が少ない今季だからこそ、選ばれた坂倉、岡本、ハーンの3選手には、晴れ舞台で存在感を示してもらいたいところです。

文:大久保泰伸/写真:産経新聞社

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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