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野球 コラム 2026年7月20日

【横浜好き】ベイスターズ、通算4500勝。球団初勝利から『節目の白星』を振り返る

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜スタジアム

7月17日、横浜DeNAベイスターズは横浜スタジアムで行われた東京ヤクルト戦に12-4で勝利し、前身球団を含む、球団通算4500勝に到達しました。

先発した尾形 崇斗が6回2失点と好投。打線も牧 秀悟の3ラン、勝又 温史の満塁本塁打などで15安打12得点を挙げました。この時点での球団通算成績は1万313試合で4500勝5481敗332分。

4500勝到達はNPB11球団目で、1万試合以上を要したのは初めてでした。1950年の2リーグ制発足時から参加している球団の中でも、最も遅い到達となりました。

今回は、ベイスターズの歴史に刻まれた「節目の勝利」を振り返ってみたいと思います。

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記念すべき球団初勝利は、大洋ホエールズとして迎えた、1950年3月10日の国鉄スワローズとの開幕戦でした。下関市営球場で2-0と勝利し、前年まで阪急ブレーブス(現・オリックス・バファローズ)で中心投手として活躍していた今西錬太郎が、散発2安打の完封で新球団に最初の白星をもたらしました。

今西氏は阪急時代の1947年に巨人から9勝を挙げ、「ジャイアンツキラー」として名をはせた右腕です。プロ10年間で通算88勝を記録しました。2026年6月28日、101歳で死去されました。

通算500勝は、球団創設初のリーグ優勝と日本一を成し遂げた1960年に記録されました。6月5日に川崎球場で行われた国鉄戦に2-1で勝利。勝利投手は、この年21勝を挙げたエースの秋山登でした。

通算1000勝は1968年5月26日、中日球場で行われた中日とのダブルヘッダー第1試合で達成しました。試合は10-1の大勝で、勝利投手は島田源太郎でした。島田氏は1960年に当時史上最年少で完全試合を達成した投手で、1968年は41試合に登板して14勝6敗、防御率2.89、勝率.700を記録し、最高勝率のタイトルを獲得しています。

通算1500勝は1976年9月26日、広島市民球場で行われた広島戦でした。7-6で競り勝ち、奥江英幸が勝利投手となりました。

通算2000勝は横浜大洋ホエールズ時代の1986年4月13日、横浜スタジアムで行われた広島戦でした。5-3で勝利し、欠端光則が勝利投手となりました。欠端氏はこの年、29試合に登板して7勝11敗、防御率3.74を記録しています。

通算2500勝は1994年8月5日、広島市民球場で行われた広島戦でした。17-6で大勝し、田辺学が勝利投手となりました。

2000勝ではヤクルトより約2カ月早く、節目に到達していましたが、3000勝では順番が逆転しました。ヤクルトが2001年6月27日の横浜戦で3000勝を達成したのに対し、横浜ベイスターズの到達は約3カ月後の10月7日。横浜スタジアムでヤクルトを7-2で破っての達成でした。

ヤクルトがリーグ優勝を決めた翌日に行われた一戦で、勝利投手は同年オリックスから移籍した杉本友でした。移籍後9試合目で挙げた初勝利が、その年唯一の白星となり、球団史に残る3000勝目を飾りました。

通算3500勝は、それからちょうど9年後の2010年10月7日に達成しました。横浜スタジアムで阪神を2-0で破り、高崎健太郎が勝利投手となりました。中日のリーグ優勝決定後に行われたシーズン終盤の一戦で、高崎にとってもこの年唯一の勝利でした。

通算4000勝は、横浜DeNAベイスターズとなった後の2019年4月7日でした。横浜スタジアムで巨人に5-1で勝利し、井納翔一が白星を挙げました。

アレックス・ラミレス監督の就任4年目だったこの年、チームはレギュラーシーズン2位となり、球団史上初めてクライマックスシリーズを本拠地で開催しました。しかし、阪神とのファーストステージには1勝2敗で敗退しています。

東京ヤクルトの4000勝到達は2016年4月8日の横浜DeNA戦で、横浜DeNAはそこから約3年遅れての達成でした。3000勝、4000勝と広がった到達時期の差には、2000年代以降の両球団の歩みも表れています。

2026年7月20日時点で通算5000勝に達していないのは、横浜DeNA、千葉ロッテ、広島、東京ヤクルト、東北楽天の5球団です。2005年創設の楽天を除く既存11球団では、横浜DeNAを含む4球団となります。

次の節目は5000勝です。4500勝では既存11球団の最後となった横浜DeNAが、今後どのようなペースで白星を積み重ねていくのか注目しましょう。

文:大久保泰伸/写真:産経新聞社

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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