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野球 コラム 2026年6月26日

吉田正尚、苦悩の6月「情けない打席が多い」

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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フリー打撃の合間、打撃フォームをチェックする吉田

苦しんでいる。決してヒットを打っていない、ということではない。ただ、求める打撃からは遠い。ボストン・レッドソックス吉田 正尚外野手(32)は苦悩の6月を過ごしている。J SPORTS のインタビューで苦しい胸の内を明かした。

「5月は少し(打撃の)内容もよく(打球に)角度もついてきて、6月は(調子が)上がってくれればいいな、とスタートした。内容のいい打席が少ないです。パッと思い浮かばないくらいなので、なかなか自分の納得する打席は迎えられていません」

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6月の月間成績は11試合で打率.189、0本塁打、出塁率.250(いずれも6月25日の試合前時点)。毎日ではなくとも、コンスタントに出場機会を得ているが、目立った成績でアピールすることはできていない。

左翼のレギュラー、ロマン・アンソニー外野手(22)が右手首を痛め、5月上旬から負傷者リスト入り。チームにとっては痛手だが、吉田には出場チャンス。存在感を高め、アンソニーの復帰後もDHや左翼での出場機会を得るために好結果が必要だった。

「アンソニーがケガをして、出場機会がある程度増えてきている中で結果を出していれば地位をつかめるでしょうけれども、現状このような数字では他のリーグのDHの選手と比べると明らかに低いです。そこでなかなかうまくいかない」

常に冷静沈着な吉田とて、自らの危機的な状況は理解している。5月にアンソニーの離脱時には「ここでしっかり(レギュラーに近い立場を)つかめればという思いでしたけれども、力みもあったり、打たなければいけないというのが強過ぎて…」と焦りが悪循環となった。今は落ち着き、まずは本来のスイング、打撃でベストを尽くすことに集中している。

打撃ケージでフリー打撃をする吉田

「この舞台では中途半端だと結果が出ないのは、4年目で分かっている。自信を持ってしっかり打席に立てるように、バッティングケージでもそうですし、練習の中からやっていかないといけない」

5月からは、フリー打撃で体全体の力を使うことを意識。器用にバットコントロールできる技術は吉田の強みだが、力強さも同時に求めている。

「自分のいい打球は右中間に伸びていく打球。(打球が)落ちずにしっかりとスピンの効いた、ボールの下にバットが入っていってくれればいいと思っています」

バットの芯が手元よりにあるトルピード・バットを使うなど試行錯誤。「(インサイドアウトの軌道で)バットを内側から出したいときに使います」とスイングの調整に努めている。

「今はアンソニーが出る出ないは関係なく、自分の打席に立ったときに得意なスイングで終えられたらと思いますが、それが今、結果的にほぼない。寂しい結果が多いです。自分でも情けない打席が多いと思います」

吉田とてスイングに悩み、タイミングの取り方を模索し続けている。本来の感覚を取り戻しさえすれば、自ずと結果が伴うはずだ。確かにレッドソックスの外野手&DH争いは厳しい。だが、今一度、吉田らしいスイングを取り戻し、出場機会をつかむために打ち続けなければならない。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

J SPORTS編集部

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