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メッツ戦に備えブルペン投球する今永
課題は明確だが、勝利したことが何より。シカゴ・カブスの今永 昇太投手(32)は、6月24日(日本時間25日)のメッツ戦、ダブルヘッダーの第2試合で先発した。5回1/3で69球を投げ、4安打4失点、1四球、4三振。試合は10-5で勝利し、今永は5月7日のレッズ戦以来、8登板ぶりの白星を挙げ、5勝目(6敗)とした。試合後は 『マイルール』を明かした。
「これは正直、自分ルールでしかないんですけれど、今自分の登板した試合が7勝9敗、今日で。そこにフォーカスしているので、自分が投げた試合がどうだったか。次の登板で8勝目を目指す」
昨今、米球界では投手の勝敗はさほど重要視されなくなった。豊富なデータ、数多くの指標から投手を適切に評価する取り組みが定着したからだ。運の要素を排除し、純粋に投手の力や技術を測るテクノロジーが整っている。今永は、昔ながらの指標の代表でもある勝ち星の数を軽視するわけではないが、もっと重要視することがある。
「それは実際の5勝よりたくさん勝っていると言いたいわけではなくて、自分が投げた試合でチームに何をもたらしたかというのが一番大事なので、良いピッチングしたからオッケーではなくて、それプラスアルファを求められている立場と存在だと思う」
4安打され、3本塁打を浴びた。この日に代表されるように投球スタイルはフライボール投手。メッツ打線には、ゴロアウト2に対して、フライアウトは9だった。一方で長打のリスクも伴う。今季20被本塁打は、ナ・リーグのワースト2位。メジャー移籍してから、つきまとう弱点だ。
「ボールにも原因があるし、ロケーション(投げるコース)にも原因がある。両方に原因はあると思います」
この日、打たれた3本塁打はいずれも高めの直球。今永の浮き上がるように見える球質なら、内野フライや外野フライにしなければいけない。ただ、それでも直球を待っている打者に対して、直球を投げれば分が悪い、と自覚している。
「やっぱり真っすぐはどのカウントでも相手は強く弾ける。その真っすぐのロケーションをしっかり気を付けながら、相手バッターの気持ちになって、何を狙っているのかというのをしっかり汲み取れたときには良い結果が生まれている。そういう投球をこれからどんどん増やしていきたい」
先発登板が、降雨により2度連続で中止となり、中8日で迎えた。カブス投手陣は、10人が負傷者リスト入りするなど苦しい。今永は、中4~5日で離脱することなくローテーションを務めることができればチームとして巻き返しのチャンスはある。
試合後、メディア対応する今永
「当たり前に僕の登板が決まっているということが、一番カウンセル監督が、悩まないで済むと思う。監督を悩ませない選手でありたいと思います」
自身の白星も大事だが、チームの勝利につながる投球が最優先。ナ・リーグ中地区では1位のミルウォーキー・ブルワーズに7ゲーム差。ワイルドカード争いでは、圏内ぎりぎりの3位。しかし、0.5ゲーム差でサンディエゴ・パドレスが迫る。今永の安定した投球は、ポストシーズン進出の条件だ。
文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)
山田 結軌
1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。
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@YamadaMLB
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