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大谷翔平(ドジャース)
このところ、とてつもないパフォーマンスでファンを沸かせている二刀流スターが、今季の本拠地最終戦で新たな記念碑を打ち立てた。
ドジャースの大谷翔平は現地9月26日(日本時間27日)、本拠地ドジャースタジアムでのパドレス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場すると、7回に勝ち越しの適時打を放つなど、5打数3安打1打点。このところの好調を持続させ、チームの地区優勝を決める7-2の勝利に貢献するとともに、シーズン400塁打を達成した。
『MLB.com』は大谷による400塁打達成を、試合のレポートとは別の記事で速報し、その冒頭で、「ショウヘイ・オオタニによる途轍もないシーズンは、さらに途轍もないものとなり続けている。『50-50』クラブの創設を既に過去のものとしたオオタニは、シーズン400塁打達成者という、極めて限られたグループに加わることで、もう1つの仰天事項を自身の台帳に加えた」と伝えた。
さらに記事では、「これはどれくらいレアなのか?」とした上で、「MLB史上、シーズン400塁打を達成したのは19人のみであり、1900年以降、30回しか起こっていない。オオタニがこのクラブの仲間入りを果たすまで、これはバリー・ボンズ、サミー・ソーサ、トッド・ヘルトン、そしてルイス・ゴンザレスが揃って達成した2001年以来、起こっていなかった」と説明。
そして、「それ以前となると、ジム・ライスが達成した1978年まで遡ることになる」と、如何に達成が困難な記録であるかを説明した。
また、記事では大谷が400塁打を達成したペースに着目し、「オオタニによる400塁打への追求は、9月に入りかなり好転した」とした上で、「彼は329塁打として8月を終え、392塁打のペースにあった」と、8月終了時点での達成は難しい状況だったと指摘。
しかし、「その後、彼は絶好調の波に乗った。9月1日以降、彼は打率.364、OPS 1.201をマークしている」と打棒が火を吹き続けている大谷の9月を振り返り、さらに「オオタニのパフォーマンスは6打数6安打で3本塁打、2二塁打及び1単打をマークした9月19日のマーリンズにより強調された」。
「この時の17塁打が彼を一気にMLB首位へと押し上げ、400塁打追求へのスーパーチャージャーとなった。あの日以来、彼は1試合あたり平均4塁打近くをマークしている」と、『50-50』達成試合以降の驚異的なペースについて言及している。
なお、大谷は3試合を残し、塁打(400)、長打数(97)、得点(131)でMLB全体のトップに君臨しており、本塁打(53)、打点(126)、出塁率(.387)、長打率(.643)、OPS(1.030)はナショナル・リーグで首位に立っている。
J SPORTS 編集部
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