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山本由伸(ドジャース)
復帰2戦目のルーキー右腕がポストシーズンへ向け、勝負どころでギアを上げる粘り強さを発揮して存在感を高めた。
ドジャースの山本由伸は現地9月16日(日本時間17日)、敵地トゥルーイスト・パークでのブレーブス戦に先発登板すると、4回72球を投げ、毎回得点圏に走者を背負いながらも、4安打無失点、3奪三振2四球と、粘投の零封ピッチングでチームによる9-0の勝利に貢献した。
試合後、地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』は電子版に「ヨシノブ・ヤマモトはたわむも崩れず、ドジャースがブレーブスとのシリーズを分ける」と題した記事を掲載した。
その冒頭で「先週、ヨシノブ・ヤマモトは、負傷者リストから待望の復帰を遂げた試合で、打つのがほぼ不可能に見えた」と前置きした上で、この日の山本のパフォーマンスについて、「月曜夜のトゥルーイスト・パークでのアンコールで、ルーキーの日本人右腕は、それとは打って変わって崩れないようにしなければならなかった」と要約した。
さらに記事では、「ヤマモトはアトランタ・ブレーブスに対する全4イニングで、先頭打者を出塁させると、その4人は、全員が最終的に三塁まで到達した」とした。
だが、山本について「しかし、ドジャースが9-0で勝利し、4試合のシリーズを五分に持ち込んだ試合で、ヤマモトは全てのピンチを凌ぎ、またも10月への有望性へ向け、励みとなる兆しを見せた」と評した。
その上で、デーブ・ロバーツ監督による「制球的に彼の復帰戦ほどシャープではなかったが、ここぞという場面で、良い投球を決めた。彼がピンチを回避したやり方はとにかく素晴らしかった」とのコメントを伝えた。
続けて記事では、この日の山本の粘投について、「復帰戦ほど軽快ではなかった」、ブレーブスに対し、ヤマモトは(復帰戦で)ほぼ完璧だった速球のコマンドを再現できなかった」「彼の速球の平均は95~96マイル(152.9~154.5キロほどで、アドレナリンが駆け巡った6日前の復帰戦から少し落ち、4安打(うち3つは長打)を許した」とした。
それでも、「壁際に追い詰められるたびに、ヤマモトは応戦の仕方を見つけ出した」と伝えている。
J SPORTS 編集部
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