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野球 コラム 2024年5月2日

前田健太、6回1失点で初勝利。『5月の前田』で本領発揮

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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前田健太(タイガース)

デトロイトのベテラン右腕が、気候がよくなるとともに、予想通り調子を上げている。タイガース前田健太は現地5月1日(日本時間2日)、本拠地コメリカパークでのカージナルス戦に先発登板。

6回4安打1失点、5奪三振無四球と、クオリティ・スタートを達成する快投を見せ、今季初勝利を挙げた。試合は4-1でタイガースが勝利し、本拠地でのシリーズ勝ち越しを決めた。

現地局『CBSスポーツ』は試合後、電子版に「タイガースのケンタ・マエダが、対カージナルスで冴え渡った」と題した速報記事を掲載し、その中で右腕のパフォーマンスについて、次のように伝えた。

「火曜に登板したマエダの失点は、4回のウィルソン・コントレラスによるソロ本塁打のみであり、ベテラン右腕は悠々と投げて、タイガースでの初勝利を挙げた」とした。

そして、このところの復調について「厳しいシーズンのスタートを経たマエダだったが、これで直近2試合(11イニング)は7安打1失点で無四球としている」と伝えた。また、次回登板へ向けては、「勢いそのままに、来週はクリーブランドでの試合で先発予定」としている。

一方、地元紙『デトロイト・フリープレス』は同日付で電子版に掲載した試合のレポート記事の冒頭で、「水曜のケンタ・マエダは完璧ではなかったものの、セントルイス・カージナルスに対する最初の6回のダメージを和らげた」とした。

その上で、「マエダは立ち上がりから主導権を握り、最初の走者を許すまで打者8人を連続して打ち取った」とし、続けてA.J.ヒンチ監督による「ケンタはのっけからかなり良い投球をしていた」とのコメントを引用しながら、この日の右腕の好投を伝えている。

また、『MLB.com』は試合後に掲載した速報記事の冒頭で、「タイガースは、ベテラン先発投手に浮き沈みはあったものの、シーズンが5月に入る前としては、1984年以降で最高となる17勝を挙げて4月を終えた」と前置き。

「しかし、この木曜はカレンダーを『メイ・エダ』(May-eda)へめくる上で、この上ない午後となった」と伝えた。ちなみに、『メイ・エダ』とはMay(5月)とMaeda(マエダ)を掛け合わせた『5月の前田』を意味する造語である。

続けて記事では、「6回1失点5奪三振としたケンタ・マエダは、カージナルスに対し、本拠地での4-1の勝利により、タイガースをシリーズ勝ち越しに導いただけでなく、数年にわたり苦闘している4月とは対照的に、5月の最高の投球を見せる彼のキャリアにおけるトレンドを継続させた」と、5月に調子を上げる右腕の傾向について伝えている。

J SPORTS編集部

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