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AIが予測する山本由伸の2024年成績
NPBの3年連続沢村賞投手である山本由伸は、キャリア全盛期で挑むMLBのデビューイヤーに、果たしてどのような成績を残すのか。これは、とてつもなく興味深いトピックには違いないが、日本の野球ファンとしては、知るのが怖いと言う側面もある。
しかし、私情フリーのAIは、投手ではMLB史上最高額となる12年3億2500万ドル(約488億円)というドジャースとの超大型契約に惑わされることもなく事務的に、約6ヶ月後に日本のエースが残すであろう数字を冷静に予測している。
そんな、AIの予想する山本の2024年シーズンを見る前に、昨年右腕がNPBで残した成績を振り返っておこう。
◆2023シーズン成績(NPB)
登板23 先発23 投球回164 防御率1.21
勝利16 敗戦6 セーブ0 奪三振169 与四球28 与死球6
自責点22 失点27 被安打117 被本塁打2
奪三振率9.27 与四球率1.54 被本塁打率0.11 被打率.198
BABIP.267 FIP1.4 WHIP0.88
さすがは史上2人目となる3年連続沢村賞投手である、としか言えない数字である。先発登板は23試合と、彼自身の水準からするとやや少なめだが、それでも投球回はリーグ5位。
なお、上記の成績を昨季のMLBのスタッツ(先発投手)に当てはめると、防御率、被本塁打率、FIP、そしてWHIPはメジャー全体で1位、勝利数はナ・リーグ3位タイ、被打率と与四球率は同2位、BABIPは同3位となり、さらにK/BB(奪三振と与四球の比率)は6.02で、こちらはナ・リーグ2位に相当する数字となる。
昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞投手であるブレイク・スネルの成績と比較しても登板、先発、投球回、奪三振、与死球、被安打、奪三振率、被打率、BABIPでは後塵を拝するも、それ以外のスタッツは勝っており、仮に山本がこの成績を残していたら、サイ・ヤング賞投票は、確実にスネルの一強状態にはならなかっただろう。
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