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千賀滉大(メッツ)
コービン・キャロルで決まりかと思われたナショナル・リーグ新人王レースに、日本人ルーキー右腕が待ったをかけている。
メッツの千賀滉大は現地9月14日(日本時間15日)、本拠地シティフィールドでのダイアモンドバックス戦に先発登板すると、6回2安打無失点、10奪三振2四球と支配的な投球でクオリティスタートを達成し、今季11勝目を挙げた。試合はメッツが11-1で大勝した。
◆試合結果
Dバックス|0 0 0 0 0 0 0 1 0| 1
メ ッ ツ|0 0 2 0 5 0 1 3 X|11
現地局『CBSスポーツ』は試合後、電子版に千賀の快投を報じる記事を掲載し、その中で右腕のパフォーマンスについて、「単打2本しか許さなかった卓越した投球」と評し、「1年目の30歳は、今季5度目の2桁奪三振をマークしたが、これは彼が先発登板した直近4試合で3度目だった」と伝えた。
その上で、「センガは6月23日以降、14先発試合連続して相手チームを自責3点以下に抑えており、その見事な期間中に9度のクオリティスタートをマークしたほか、84イニングを投げ、防御率2.46、1.11 WHIP、三振四球比率104:31としている」とシーズン後半の瞠目すべきパフォーマンスについて振り返った。
一方、『MLB.com』は同日付で掲載した試合のレポート記事のタイトルを「コウダイ(10奪三振)が賞の正当性を促進」とし、その冒頭で「右腕のコウダイ・センガが、木曜にシティフィールドでダイアモンドバックスを支配し、ナ・リーグ新人王とサイ・ヤング賞の資格を強化した」と伝えた。
記事では、右腕の投球について「立ち上がりから卓越していた」と評した上で、敵将トロイ・ロブロ監督による「彼はとにかく球速を変えていて、95~98マイル(152.9~157.7キロ)の速球を見せつつ、それに対して(変化球で)球速に差をつけていた」。
「球速に変化をつけていたのは、カーブ、スライダー、そしてフォークの3球種だった。どれも良い球だったし、我々は彼にプレッシャーをかけられなかった。彼は自由奔放に投げているみたいな感じだったが、それについては彼を称賛すべきだろう」とのコメント掲載。
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