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野球 コラム 2023年8月21日

ダルビッシュ塾の“門下生”藤浪の感謝

野球好きコラム by 山田 結軌
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笑顔で話すダルビッシュと藤浪

いつの間にか「筋トレのやり過ぎだ」とか「筋肉が関節の動きを邪魔している」などの“間違い”はいわれなくなった。

エンゼルスの大谷翔平投手(29)がウエートトレーニングでムキムキになり、体が大きくなったメジャー移籍後。故障や不調の度に冒頭のように批判する声は少なからずあったのではないだろうか。一方で、今やトレーニングや栄養の知識なくして一流の世界で結果を残すことは難しくなっている。かつて投手にはタブー視されていた筋力トレーニングは、少なくとも米国においては“普通のこと”だ。

「チームの垣根を越えてアドバイスを送ったりされていますし、今でこそ、誰も言わなくなりましたけど、ウエートトレーニングだって、いろいろ否定論がある中で(必要だという考え方を)押されて一気に日本球界には当たり前に定着した」

オリオールズの藤浪晋太郎投手(29)は8月15日のパドレス戦(サンディエゴ)後にダルビッシュ有投手(37)の影響力について、そのように語った。藤浪も“ダル塾門下生”だ。2018年1月にはテキサス州ダラスを訪れ、合同自主トレを行っており、現在でもたびたび助言を求めているという。

8月15日には約20分、そして翌日の同16日には約40分間、試合前の練習でダルビッシュは身ぶり手ぶりで藤浪に多くを伝えているようだった。藤浪に内容をたずねても「(メディアに)いえるようなことはないですけど」と詳細は秘密に。しかし、ダルビッシュのジェスチャーから読み解くとツーシームの握りや投げるときの意識、そしてスイーパーを投げるときにボールにどう回転をかけるか、などをダルビッシュ自身の感覚と照らし合わせながらレクチャーしているようにうかがえた。

14日のオリオールズ戦で先発した試合後、ダルビッシュに藤浪について聞いた。アスレチックスでのシーズン序盤は、制球に苦しんだ。その後、ボールや環境に適応し、何より技術的に改善し、活躍した姿をみてきた。「うーーん」と感慨深げにうなずくと「日本球界の後輩の人たちって子どもに近い、というか。自分の子どもに近い感情ってあるんですよ。ああやって、よくなって、これだけプレーオフに近いチームに呼ばれる、というのは本当に認められているということなので僕はすごくうれしいです」と後輩への愛情を明かした。

これに藤浪は「一番、リスペクトしている選手ですし、子供のころからの憧れであり自主トレも一緒にやらせてもらったりとか、アドバイスも今でもいただいています。そういう方にそういうコメントしていただくのは、すごいうれしいことですし、今後もいろいろ勉強させてもらえたらな、と思っています」と感謝した。

もちろん選手個々に合う、ふさわしいトレーニングは人それぞれ。筋肉の肥大とパワー増強だけが好結果を出すための“正解”ではない。世界の才能が集まるメジャーリーグでは、常に“最新の最適解”を探求している。

(文・山田結軌=サンケイスポーツMLB担当)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツには2007年4月入社。阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。

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@YamadaSANSPO

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