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大谷翔平(エンジェルス)
エンジェルスの二刀流スターが全盛期のタイガー・ウッズの得意とした超低弾道ショット『スティンガー』を彷彿とさせる弾丸ライナーをバッターズアイの林へ突き刺し、今季のホームランメーターをMLBトップ独走の36とした。
現地7月23日(日本時間24日)、本拠地エンジェルスタジアムでのパイレーツとのシリーズ最終戦に「2番・指名打者」でスタメン出場した大谷翔平は、初回の第1打席に今季36号ソロを放つなど、3打数1安打1打点1四球と久々に快音を響かせ、チームによる7-5の勝利に貢献した。これでエンジェルスは2シリーズ連続での勝ち越しを決め、オールスターブレーク後の成績を6勝3敗とした。
◆試合結果
パイレーツ|1 0 0 0 0 0 4 0 0|5
エンゼルス|1 1 0 0 4 1 0 0 X|7
『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は、試合後「オオタニがMLB首位の36号を放ち、ヘイローズは猛打を維持」と題した記事を投稿し、その冒頭で、「土曜には今季4度目となる苛立たしいシャットアウト負けを喫したエンジェルスだったが、二刀流スーパースターのショウヘイ・オオタニは、すぐさま、2試合連続でそれは起こらないということを示して見せた」と前置き。
その上で、「オオタニが日曜の初回にMLBをリードする36号ホーマーを叩き込んで猛攻の1日の口火を切ると、エンジェルスタジアムでパイレーツに7-5で勝利した試合で、ルイス・レンヒーフォは2ホーマーを放ち、アンドリュー・ベラスケスは今季1号弾を放った」と試合のあらましを伝えた。
ボリンジャー記者は大谷の『スティンガー弾』について、「打球は19度と、低い打ち出し角でバットから放たれ、スタットキャストによる推定飛距離は410フィート(125メートル)だった」と振り返った。
そして、フィルネビン監督による「あのようにボールが打たれるのを見たことがあるかどうか分からない。恐らく、ゴルフボールならあるだろう。私は彼がセンターライナーで打ち取られたと思った。本当にそう思ったんだ。あるいは、(センターの)頭上を越えるか、壁に直撃するかもとは思った。でも、ボールは木々の中へと消えたんだ。彼は毎日、何か違うことで人々を感心させている」とのコメントを引用し、36号弾の特異性を伝えた。
J SPORTS 編集部
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