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大谷翔平(エンジェルス)
二刀流スターが珍しく派手なバットフリップで感情を露わにした。エンジェルスの大谷翔平は現地7月17日(日本時間18日)、本拠地エンジェルスタジアムでのヤンキース戦に「2番・指名打者」で先発出場すると、7回の第4打席に3試合連続となる左中間越えの今季35号2ラン本塁打を放った。
スタンドインを確信した大谷は、ボールがアーチを描いている時点でバットフリップを繰り出すと、大振りなガッツポーズを見せながらダイヤモンドを1周した。大谷はこの時点で単打と二塁打も打っており、9回の第5打席で三塁打が出ればMLBキャリア2度目のサイクルヒット達成だったが、ここは空振り三振に倒れた。なお、大谷が安打1本足りずにサイクルヒット達成を逃したのは、これが今季7度目のことだった。試合はエンジェルスが延長10回に4-3でサヨナラ勝ちを収めた。
◆試合結果 ※延長10回 ヤンキース|0 0 0 0 2 1 0 0 0 |3 エンゼルス|0 0 0 0 1 2 0 0 1X|4
ニューヨークの地元紙『ニューヨーク・ポスト』は同日付で電子版に「ショウヘイ・オオタニがヤンキースに対する同点ホームランに劇的なバットフリップを追加」と題した記事を掲載し、この大谷の本塁打を報じている。
記事では冒頭で「ヤンキースはこの時はショウヘイ・オオタニを敬遠しなかったが、それにより7回に手痛いしっぺ返しを喰らった」と、5回の二死1・3塁の場面では大谷を申告敬遠で歩かせてピンチを凌ぎつつ、この7回二死1塁の場面での大谷との勝負が裏目に出たことを伝えるとともに、「左中間フェンスを超える今季35号ホーマーをかっ飛ばしたオオタニは、ゆっくりと走り始めながらバットフリップを加えた」と、くだんの印象深いシーンについて振り返った。
一方、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は、試合後に投稿したエンジェルスのサヨナラ勝ちを伝える記事の冒頭で、「ショウヘイ・オオタニは打った瞬間に分かっていた」と前置き。
その上で、「ヤンキースのリリーバー、マイケル・キングのマウント1-2から投じた速球を弾き返すと、二刀流スターパースターは一瞬、左中間フェンス上空へ舞い上がった打球を見送ると、右手を跳ね上げ、彼のメジャーリーグキャリアにおける最大のバットフリップを解き放った」と、同点弾を放った大谷が見せたジェスチャーを表現した。
J SPORTS 編集部
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