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千賀滉大(メッツ)
メッツの日本人ルーキー右腕が本拠地での無双状態を継続させた。千賀滉大は現地5月30日(日本時間31日)、本拠地シティフィールドでのフィリーズ戦に先発登板すると、7回100球を投げ、1安打無失点、9奪三振無四球の快投で今季5勝目を挙げた。
◆試合結果
フィリーズ|0 0 0 0 0 0 0 0|0
メッツ |0 0 0 1 0 0 1 0 X|2
現地紙『ニューヨーク・ポスト』は同日付で電子版に「コウダイ・センガの珠玉と、ブランドン・ニモの守備がメッツのフィリーズに対する勝利を推進」と題した記事を掲載し、その冒頭で、「コウダイ・センガはボールをストライクゾーンに留めつつ、フィリーズのバットからは遠ざけた」。
「そして、メッツの先発投手がコンタクトを許した稀なケースでは、ブランドン・ニモがボールをフィールド内に留めた。センガは無四球、1安打の7イニングを投げつつ、本塁打になっていたであろうボールを捕ったニモから、大きなアシストを得た」と、2-0でメッツが勝利した試合で、殊勲の働きを見せた2人について振り返った。
記事では、この日の右腕の投球内容について、「彼は98.5マイル(158.5キロ)の速球をいつでも投げられつつ、地面に消え行くまで速球に見えるゴーストフォークボールで打者を幻惑することもできた」とした。
その上で、シグネチャーピッチのお化けフォークについて、「いつであれ、それは致命的だった」と表現しつつ、「センガは試合が進むにつれどんどん良くなり、くだんのゴーストフォークボールを頼りにする中、最後の3イニングで6奪三振をマークしたが、フィラデルフィアの打者は、このゴーストフォークに対し18回スイングし、12回空振りした」と伝えた。
一方、『MLB.com』は試合後、「センガによるシティでの最新の珠玉の投球は、本拠地での傾向を継続させた」と題したレポート記事を掲載し、その中でこの日の千賀のパフォーマンスについて、「センガによる今季最も支配的な先発登板」と評した上で、「新しい本拠地のボールパークにおいて、センガはエースとなっており、3勝1敗の成績と防御率1.20をマークしている」と伝えた。
記事によると、この試合で本塁打性の当たりを捕球し、千賀を援護したニモは、千賀の投球について「彼は98(マイルの速球)とあのスライダーを投げられるという事実をリスペクトしなければならないんだ。それがあのフォークを効果的にしている」。
「というのも、あれはリリースで速球と全く同じように見えるから。そして、『じゃあ、またね』という事になる。今夜、彼はどのカウントにおいて、すべての球種を使ってとても良い仕事をした。優秀な打線のバランスを崩していた」と述べたとのこと。
J SPORTS 編集部
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