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ダルビッシュ有(パドレス)
パドレスのダルビッシュ有は現地5月11日(日本時間12日)、敵地ターゲットフィールドでのツインズ戦に先発登板し、6回4安打2失点、7奪三振1四球とクオリティスタート達成の好投を披露した。
ダルビッシュは勝利投手の権利を持ってブルペンにバトンを渡すも、救援投手がリードを守りきることができず、右腕に勝敗はつかなかった。試合はパドレスが3-5で敗れ、今季の成績を勝率5割の19勝19敗とした。
◆試合結果
パドレス|1 0 0 1 1 0 0 0 0|3
ツインズ|0 1 0 1 0 0 3 0 X|5
現地メディアはエースの好投を活かせなかったパドレスの敗戦について、「早くもボブが激怒」と、温厚な人柄で知られるボブ・メルビン監督が激しい調子でチームを鼓舞したという趣旨の記事を掲載した。
『MLB.com』でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者は、試合のレポート記事の副題を「フェルナンド・タティス Jr.とルーグネッド・オドーアがホーマーを放ち、ダルビッシュは三振7つを奪うも、サンディエゴはツインズとのシリーズ最終戦を落とす」とした。
そして、記事の冒頭で「昨年9月、パドレスが標準を下回るパフォーマンスで、プレーオフ生き残りをかけて戦うなか、彼らのシーズンの軌道は、その後、複数の選手が話した通り、『ボブが激怒した』ことで劇的に好転した」と、昨季終盤にプレーオフ進出を果たしたパドレスにとって転機となった出来事を振り返った。
その上で、「期待値が大きく上がりながら、チームがまたしても標準に達しないパフォーマンスを見せるなか、今年はパドレスのボブ・メルビン監督が、かなり早い時期に激怒した」と伝えた。
地元紙『サンディエゴ・ユニオン・トリビューン』も同様に、メルビン監督のかけた発破についてフォーカスし、現地11日付で電子版に掲載した記事の書き出しを「今年は9月まで時間を取らなかった」とした上で、パドレスの現状を「今回はそこまで待てなかった。まだパドレスに時間は残されているかもしれないが、スヌーズボタンを押し続けるのは止め、起きる時間だ」と表現した。
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