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3大会ぶりの優勝を狙う侍ジャパン
先月、「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」(以下WBC)でアメリカ代表のキャプテンを務めるエンジェルス主砲のマイク・トラウトが、リモートのインタビューで現地メディアに対しWBCへの意気込みを語った際、話題がエンジェルスのチームメイトであり、今回のWBCで対戦する可能性のある大谷翔平に及び、「ショウヘイと(日本代表について)話したんだ。彼は、自分はチームで一番の選手ではないと言おうとしていた。ショウヘイより良い選手なんて、いるわけがない」と話したのは既報の通り。
現地メディアも、二刀流スターが日本代表には自分よりも優れた選手がいると話したことに気を引かれた模様で、『MLB.com』のデビッド・アドラー記者が先月のトラウトのコメントを調べる形で、「オオタニ以上(本人談)かも知れない日本人選手5人」を紹介している。
現地23日付で投稿した記事の中で、アドラー記者は、「オオタニより優れた日本の選手?40本塁打を打ちつつ、200奪三振を挙げることのできる男よりも?オオタニは一体全体、誰について話していたんだ?」と前置きした上で、「これが、今回のワールドベースボールクラシックにおいて、オオタニからさえも、主役の座を奪えるかもしれない侍ジャパン5人の選手だ」として、次の選手たちを紹介した。
まず、その筆頭に選ばれたのは、『令和の三冠王』こと、村上宗隆(東京ヤクルト)。アドラー記者は、「ジャッジは2022年に、オオタニによる2年連続MVPを阻止するのに、歴史的なホームランのシーズンを必要とした。そして、ムラカミは日本のアーロン・ジャッジなのだ」とした。
その上で、昨季、村上が長く王貞治の保持していた日本人選手によるシーズン本塁打記録を塗り替える56本塁打をマークしたことについて触れ、「まだ23歳になったばかりのムラカミは、日本で最高の打者」と評したのに留まらず、昨季NPBにおいて史上最年少で打撃三冠王となったことから、「彼は世界最高の打者の1人であるかもしれない」と形容した。
さらに記事では、「ムラカミにとってWBCは実力を示す場になる」とし、2025年シーズン後にMLBへ挑戦する可能性が高いことから、「(今回のWBCは)今後やってくるものの予告編になる」と記している。
アドラー記者が2番手に挙げた選手は、千葉ロッテの佐々木郎希であり、記事の中で21歳の大型右腕について、「ムラカミがオオタニに打ち勝つことのできる数少ない打者の1人だとすると、ササキは彼に投げ勝てる才能を持った唯一の選手である」と紹介した。
記事では、昨季、佐々木が19奪三振の完全試合を達成しつつ、その次に先発登板した試合でも8回まで完全イニングを投げたことについて触れ、「『モンスター・オブ・レイワ』(令和の怪物)と、世界最高峰の打者の対戦は必見」と伝えている。
続いてアドラー記者が選んだのは、オリックスの山本由伸であり、日本のエースについては、「ササキは日本で最も刺激的な投手かもしれないが、ヤマモトは日本最高である」と評価。
さらに、日本最高の右腕について、「ここ2年はデグローム級に支配的」とし、「NPB版サイ・ヤング賞のサワムラ賞を2年連続で受賞し、パシフィックリーグのMVPにも2年連続で輝いている」と紹介した上で、「早ければ来年メジャーリーグに来るかもしれない」とし、「彼はWBCを将来のメジャーにおけるキャリアでの成功へ向けた跳躍台にすることを期している」と綴っている。
J SPORTS 編集部
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