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野球 コラム 2022年8月30日

前田健太、今季のレギュラーシーズンでの復帰は見送りへ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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『MLB.com』の伝えるところによると、ツインズは昨季途中にトミー・ジョン手術を受けた前田健太による今季レギュラーシーズン中のMLB復帰を見送る方針を固めた模様だ。

同サイトでツインズを担当するドヒョン・パク記者は、現地29日付で「マエダ(トミー・ジョン)は今季投げる可能性が低くなった」と題した記事を投稿。

その冒頭で、「ケンタ・マエダによるトミー・ジョン手術からの回復の間、ツインズは昨季の開幕投手だったベテラン右腕を、9月のブルペンのオプションという形で、今季の戦力として考慮に入れる希望を持っていた」とこれまでツインズの持っていた希望的観測を伝えた。


その上で、「この月曜にツインズのデレク・ファルビー編成本部長が、球団はマエダのフィールド復帰へ向けた準備をより保守的にし、レギュラーシーズン中の復帰の可能性は、恐らく排除することになると発表したことから、その可能性はかなり低くなった」と現状について説明した。

記事によると、ファルビー編成本部長は今回の決断について、「とにかく彼の回復の進展に基づき、来年、彼がどれだけ重要かを考え、我々が良い状況で居られるようにするため、我々は集合的に、今はまだ“Go”と言って彼の試合への復帰を急ぐべきではないと感じました」と述べたとのこと。

しかし、記事では「これはマエダの回復が後退していることを示唆しているわけではなく、34歳は今もフロリダ州フォートマイヤーズにあるマイナーリーグの練習施設でのブルペン練習で投球しており、速球は時速80マイル台後半から90マイル台前半をマークしている」と伝えている。

あくまでも今回の決定は大事を取ったものであり、右腕の回復は進んでおり、「彼はこの次の段階として、打者と対戦する実戦形式の投球練習に進むことになる」と今後の見通しについて伝えている。

続けてパク記者は、今後も前田が予定通り回復プランを続けることから、「このため、ファルビー編成本部長は、球団がプレーオフで深いところまで勝ち進んだ場合、マエダがツインズに復帰する可能性を完全に排除したわけではない」とした。

その上で、ファルビー編成本部長による「あるいは、仮に我々がワールドシリーズに進出した場合、また違った会話が交わされることになるかもしれない」とのコメントを添えた。

言うまでもなく、無理強いは禁物だが、仮にツインズがリーグ優勝決定シリーズ、あるいはその先のワールドシリーズに進出し、前田本人の健康状態が万全であるならば、日本人右腕の勇姿を見たいと言うのが、偽らざるファン心理であろう。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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