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JFE西日本 vs. ロキテクノ富山
第93回都市対抗野球大会は7月18日に開幕し、本日が3日目。第1試合は中国第1代表のJFE西日本(倉敷市・福山市)と初出場のロキテクノ富山(上市町)の対戦だった。
ロキテクノは1回表、1番・横田勝大が内野安打で出塁。2番・横山圭佑がバントで送ると、3番・櫻吉宏樹がライト前にタイムリー安打を放ち、早々に1点を先制する。ただし、櫻吉の盗塁失敗もあり、この回のロキテクノは3安打を放ちつつ1得点のみにとどまった。
JFE西日本は4回までゼロ行進が続いていたものの、5回に好投の飯塚亜希彦に一発を浴びせる。二死1塁から3番・田中友博がレフトに2ラン本塁打を打ち込み、2-1と逆転した。田中は32歳で、堅守で知られる「いぶし銀」のベテラン内野手だが、この試合は3打数3安打1四球と攻撃で大きな貢献を見せた。
さらに7回、JFE西日本は8番・後藤将太が「レフト前三塁打」で出塁。高く上がった打球が白い天井に紛れて野手が見失う昼間の東京ドーム特有の現象で、平凡なレフトフライが三塁打となった。後藤は一死から飯塚の暴投で生還し、JFE西日本は3-1とリードを広げる。
JFE西日本の先発を任されたサブマリン津山裕希は、3回までに6安打を浴びる苦しい立ち上がりだった。しかし、90キロ前後のスローカーブも生かした組み立てで粘り強くピンチをしのぎ、尻上がりに調子を上げて9回を1失点完投。JFE西日本がロキテクノを下し、2回戦進出を決めている。
◆試合結果
ロキテクノ|1 0 0 0 0 0 0 0 0|1
JFE西日本 |0 0 0 0 2 0 1 0 X|3
◆投手
・ロキテクノ:●飯塚亜希彦、澤柳亮太郎
・JFE西日本 :○津山裕希
文:大島和人
都市対抗野球2022
【ハイライト】1回戦 JFE西日本 vs. ロキテクノ富山
大島 和人
1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty)
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