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注目されたMVP争い直接対決
エンジェルスの大谷翔平は現地8月12日(日本時間13日)、本拠地エンジェルスタジアムで開催されたブルージェイズとのシリーズ最終戦で、1番・投手のリアル二刀流で先発出場、6回3安打2失点3四球6奪三振と好投し、今季7勝目を挙げた。
打者としては二塁打と四球で出塁するなど、マウンド上の自分自身を助けるパフォーマンスを見せた。試合は6-3でエンジェルスが勝利し、注目を集めた本塁打タイトルのライバル、ブラディミール・ゲレーロJr.との直接対決は、2打数1安打1四球1三振という結果となった。
地元紙『オレンジカウンティレジスター』は、同日付で電子版に「ショウヘイ・オオタニがブルージェイズとブラディミール・ゲレーロJr.に対して投げ、エンジェルスを勝利に導く」と題した記事を掲載。
その冒頭で、またもクオリティスタートを達成して勝ち投手となった二刀流スターについて、「自分を追う選手との対戦を終えたショウヘイ・オオタニが、恐らく獲れるであろうMVPアウォードへ向け、引き続き落ち着いて邁進している」と伝えた。
記事では、大谷が強力打線を要するブルージェイズ相手に勝利したことについて、「メジャーで2番目に多く得点を挙げているチームに対する彼のパフォーマンスは、間違いなくMVP獲りへプラスとなった」とした。
そして、「オオタニはこれで防御率2.93、そして1.017 OPSとし、さらにメジャートップの38本塁打を打っており、彼の監督にとってこれは明らかにMVPに匹敵する数字のようだ」とした上で、ジョー・マドン監督による、「私にとって、それは公然として明白なこと。そこに議論の余地はないよ」とコメント。
そして、「ブラッディ(ゲレーロJr.)は素晴らしい1年を送っているし、私はあの若者が大好きだけど、こっちの男がやっているのは、前人未到のことだからね。史上類のないことなんだ。詰まる所、そういうこと。ショウヘイがやっているのは、単に他とは異なるんだ」とのコメントを伝えた。
また、記事では投手・大谷が32回を投げた直近5試合でマークした防御率1.69、29奪三振という数字について、「オオタニのここ最近の登板と、シーズン序盤の登板との違いは、速球の制球であるとマドン監督は述べている」とその好調の要因を伝えた。
なお、記事によると、エンジェルスの先発投手で5試合連続して6回以上投げたのは、2018年以降では今回の大谷が初めてとのこと。頼れる主砲にして頼れるエース。大谷の履く二足の草鞋は、眩い輝きを放っている。
J SPORTS 編集部
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