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準決勝の2試合
第91回都市対抗野球大会は2日(水)、東京ドームで準決勝の2試合を行った。
●セガサミー(東京都) 2-6 ホンダ(狭山市)○
ホ ン ダ|0 0 1 0 0 0 0 0 1 4|6
セガサミー|0 0 0 0 0 2 0 0 0 0|2
ホンダ(狭山市)とセガサミー(東京都)の第1試合は、延長タイブレークにもつれ込む激闘となっている。
ホンダは3回表無死から7番・鈴木薫がソロ本塁打を放って先制。先発の技巧派左腕・東野龍二も、セガサミー打線を6回まで無得点に封じる。東野の速球はおおよそ130キロ台だが多彩な球筋と、右打者・左打者とも内外角をきっちり突く制球力が光った。
しかし6回裏、セガサミーは一死無走者から3番・小野田俊介、4番・根岸晃太郎が連続本塁打。2-1と逆転する。
ホンダも7回表に反撃。二死1・2塁の場面で8番・檜村篤史がレフト前安打を放つ。走者の本塁突入はギリギリのタイミングだったが、レフト本間諒の送球でタッチアウト。セガサミーがリードを守る。
ホンダは9回表にもチャンスを作った。一死から代打・北岡達樹が一ゴロ失策で出塁し、7番・鈴木薫は二塁打で2・3塁の好機。8番・檜村篤史は申告敬遠で出塁し、さらに一死満塁となる。
ホンダはここで9番・千野啓二郎は左中間に大飛球を飛ばす。「逆転タイムリーか!?」と思われたが、レフト本間諒が好捕して犠飛に留めた。しかし、試合は2-2と同点となり、10回からタイブレークに入る。攻撃が任意打順、一死満塁でスタートする方式だ。
先攻のホンダは3番・井上彰吾がファウルフライに倒れ、好機は潰えたかに見えた。しかし、4番・佐藤竜彦は、セガサミーのクローザー・陶久亮太の外角低めを完璧に捉える大飛球。ぐんぐんと伸びて、センターバックスクリーンに飛び込む満塁本塁打となった。
ホンダは4番手のベテラン右腕・福島由登がセガサミーの3番、4番を連続三振に打ち取り試合は決着。ホンダが6-2でセガサミーを下し、優勝した2009年以来の決勝進出を決めている。
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