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野球 コラム 2018年7月15日

マエケン、平野、田中、ダル、岩隈は「買い手」、大谷や牧田は「売り手」のチームという現状

Do ya love Baseball? by ナガオ勝司
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2001年以来のプレーオフ進出の期待が高まるマリナーズは、昨季のメジャーリーグ王者で地区首位のアストロズの後塵を拝しながら、後からは3位アスレチックスの猛追を受けており、先発投手の補強に迫られている。有望株を大量に手放して「大物」を獲得するのが困難なら、タイソン・ロス投手(パドレス)や、すでに今季メッツからトレードされたマット・ハーベイ投手(レッズ)らの「準・大物」の先発投手を補強する可能性はあるだろう。昨オフ、右肩を傷めてマイナー契約からの再スタートを切った岩隈久志投手が復帰するか否かも気になるが、いきなり先発ローテに組み込んで活躍することを期待するのはフェアではないし、同投手がどうであれ補強に動くのではないか。

大谷翔平が「打者限定」で復帰したばかりのエンゼルスは、そろそろ「チーム再建」に舵を切った方が良さそうだ。先発のギャレット・リチャーズ投手、イアン・キンズラー内野手、クリス・ヤング外野手らを放出することで有望な若手がどれぐらい獲得できるかは不明だが、「大幅な再建は必要ない」現状を考えれば早い決断が迫られている。「投手・大谷」の復活も含めて来季を見据えた動きをした方が賢明だろう。

それは牧田和久投手がマイナーにいるパドレスも同じだ。エンゼルス同様、根本的な再建は必要ないチームなので、今後2年の間に契約が切れる先発左腕クレイトン・リチャーズ投手や救援のクレイグ・スタメン投手、A.J.エリス捕手などのベテランを放出して、他球団の有望株を少しでも多く獲得した方が未来につながるのではないかと思う。

ナガオ勝司

ナガオ勝司

1965年京都生まれ。東京、長野、アメリカ合衆国アイオワ州、ロードアイランド州を経て、2005年よりイリノイ州に在住。訳書に米球界ステロイド暴露本「禁断の肉体改造」(ホゼ・カンセコ著 ベースボールマガジン社刊)がある。「BBWAA(全米野球記者協会)」会員

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