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もちろん、球団の収入源はチケット販売がメインだったベックの時代と今は違う。無料券の観客もその20%以上はそもそも年間シート契約者だし、無料券での入場者もそれなりに飲食やグッズ購入で散財したはずだ。何よりも現在はテレビの時代だ。無料券入場者が、今後はテレビ観戦者として定着してくれればそれはそれで良いのかもしれない。
今季、オリオールズは特定の席において子供連れの観客には子供用チケットを2枚無料で付ける、というプロモーションを行っている。なるべく少年少女ファンを多く、継続的に集め将来に備えようという企画だ。アスレチックスの今回の無料チケット試合は、これとも少々異なる。話題にはなったが、今後にどうつながるの?という点では疑問だ。
アスレチックスには語るべき歴史がある。1972~74年のワールドシリーズ3連覇とその後の選手切り売りによる急激な没落と極端な不入り、そして成立寸前まで行った移転騒動、強烈なキャラのビリー・マーチン監督に率いられた完投主義の「ビリー・ボール」による復活、バッシュ・ブラザーズらの活躍による89年の世界一、2000年代に入ってからの「マネー・ボール」での躍進と2002年の20連勝などなど・・・
それらを顧みてファンに地元球団への愛を再確認してもらう1日にするとテもあったと思うのだが、球団のマーケティング部門の考えは違っていたようだ。
豊浦 彰太郎
1963年福岡県生まれ。会社員兼MLBライター。物心ついたときからの野球ファンで、初めて生で観戦したのは小学校1年生の時。巨人対西鉄のオープン戦で憧れの王貞治さんのホームランを観てゲーム終了後にサインを貰うという幸運を手にし、生涯の野球への愛を摺りこまれた。1971年のオリオールズ来日以来のメジャーリーグファンでもあり、2003年から6年間は、スカパー!MLBライブでコメンテーターも務めた。MLB専門誌の「SLUGGER」に寄稿中。有料メルマガ『Smoke’m Inside(内角球でケムに巻いてやれ!)』も配信中。Facebook:[email protected]
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