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バドミントン コラム 2023年8月30日

奈良岡「銀メダル嬉しい」、V3狙った山口と「ワタガシ」は銅=バドミントン世界選手権

バド×レポ by 平野 貴也
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銀メダルを獲得した奈良岡

27日までコペンハーゲンで行われたバドミントンの世界選手権で、日本勢は3つのメダルを獲得した。最上位は、日本男子シングルスの奈良岡功大(FWDグループ)で銀メダル。決勝で敗れたが涙はなく「去年は、2回戦負け。銀メダルを取れると思っていなかったので、すごく嬉しいです」と喜んだ。女子シングルスで3連覇を目指した山口茜(再春館製薬所)と、混合ダブルスの渡辺勇大東野有紗(BIPROGY)が銅メダルを獲得した。

■男子単の奈良岡功大、世界一にあと一歩届かず

レベルアップに意欲を示す奈良岡

レベルアップに意欲を示す奈良岡

唯一、最終日まで勝ち残ったのは、出場2度目の奈良岡だった。中国のエース石宇奇(シー・ユーチ)を破って初のメダル獲得が確定し、完全アウェイの雰囲気だった準決勝も西本拳太(ジェイテクト)を破って4強入りしたアンダース・アントンセン(デンマーク)を撃破。決勝戦は、同じ22歳のクンラウット・ヴィジサーン(タイ)と対戦。
クリアを延々と打ち合い、観客からブーイングを浴びることもあったが、先にミスをしない丁寧なラリーと、高精度のコントロールレシーブで第1ゲームを先取。しかし、第2ゲームを18オールから3連続失点で落とすと、第3ゲームは相手のスピードについていけず1-2の逆転負け。奈良岡は、準決勝で左足を痛めたことを明かし「スピードを上げようにも上げられず、押されてしまった」と1時間49分の激闘に敗れた一戦を振り返った。
事前調整を含めてタフな試合を戦い抜く力が足りていないが、準決勝まですべてストレートで勝った点は、自身も認める成長部分。「多分、相手は、決勝戦の勝ち方が分かっている。俺は、決勝での経験が少ない。もっと経験していきたい」とレベルアップに意欲を示した。世界選手権の準優勝は、24年パリ五輪メダル候補への名乗り。今後1年の成長が楽しみだ。

■女子単の山口茜は3連覇ならず銅、奥原希望が復活8強入り

3大会連続メダル獲得の山口

3大会連続メダル獲得の山口

日本勢初の3連覇を目指した山口は、準決勝でキャロリーナ・マリン(スペイン)に敗れて銅メダルだった。スピードで上回った第1ゲームをリードしたが、18-14から4連続失点。相手の勢いを止められず、20-19のゲームポイントからも逆転負け。「落ち着こうと思ったところで、スピードも落ちて主導権を握られた」と悔やんだが、失った流れは取り戻せず、第2ゲームもマリンのアグレッシブなラリーに後手の対応。ストレートで敗れた。
偉業達成ならずも3大会連続のメダル獲得。大会前に右足を負傷するなど万全ではなく、飛び回るように早いタッチを連続するプレーが難しい中で「(コンディションを考えて)一旦落ち着いて、できる範囲でやる。それだけだと主導権を握れないけど、ベスト4まで来れた。場面や相手によっては、ありかなとは思った」と手応えも示した。
この種目では、奥原希望(太陽ホールディングス)が8強入り。1回戦で5カ月ぶりの勝利を挙げると、プサルラ・シンドゥ(インド)、ラチャノック・インタノン(タイ)との優勝経験者対決に勝利。敗れた準々決勝でも、優勝者のアン・セヨン(韓国)から1ゲームを奪う健闘を見せ「2017年の(プサルラ・V.)シンドゥ戦くらい頑張れた。今の自分の120パーセントを出しきれたんじゃないか」と感涙。今季は負傷で欠場が続いており、7月のダイハツジャパンオープンも初戦敗退だったが、戦線復帰を世界にアピールした。

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