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スキー コラム 2022年12月26日

スキージャンプ日本チーム 決して低迷にはあらず

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by 岩瀬 孝文
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開幕の12月29日は電車の駅からゆっくりと丘の上へと道を歩いていくオーベルスドルフ(ドイツ)、路途中には屋台などの出店が並び、チームグッズなどが揃う、それと焼きソーセージやグリュネワイン(赤ワイン)を飲みながらも楽しい。ただし飲み過ぎは禁物だ。
ここでは地元出身のガイガー(ドイツ)の活躍が期待される。

年明けの1月1日ガルミッシュ・パルテンキルヘン(ドイツ)は、平場の五輪コロシアムにそびえる壮大な台。ガル-パル駅を境に旧市街の東側と、富裕層が居住する西側で街の様相は大きく変わるが、ジャンプ観戦時は一緒になり結果に一喜一憂する。かつては葛西紀明選手や船木和喜選手が得意としており、それだけに日本チームのファンもたくさん来ていた。

1月3日はインスブルック(オーストリア)のせり上がり台。有名なザハデザインで観景に慣れるのに10年もの歳月を要した。気象条件に大きく左右され、吹く風がいびつとなり、それをいち早く掴むことが勝利への近道。地元観衆はもちろん英雄クラフト(オーストリア)の優勝を願う。

1月6日の最終戦ナイトゲームのビショフスホーフェン(オーストリア)は小さな町で小学校がプレスセンターとなる。そこの売店でもらえるグラシュスープが絶品だった。ここへはザルツブルクから40分くらいかけて南下するのが常套だが、複合W杯会場のラムサウにある横山久美子さん夫妻が営むアパートメント・ガストハウスから通うのもなお楽しい。

優勝者は試合毎に入れ代わり立ち代わりになりそうな気配がする。そこでバランス良いポイント獲得者が個人総合優勝に輝くだろう。それもクラフトやクバツキが2トップかと思いきや、勢いにあふれる若手の存在も気になる。そうなると元々のひいきの選手や、我らが日本選手に頑張れと熱気がこもった風を現地に送りたい。

文・岩瀬 孝文

岩瀬 孝文

ノルディックスキージャンプの取材撮影は28年以上、冬季五輪は連続5回、世界選手権は連続12回の現地入り取材。スキー月刊誌編集長を経て、2007札幌世界選手権では組織委員会でメディアフォトコーディネーターを務めた。 シーズンに数度J SPORTS FIS W杯スキージャンプに解説者として登場。『冬はスキー夏は野球』という雪国のアスリートモードにあり、甲子園の高校野球や大学野球をつぶさに現場取材にあたっている。

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