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17歳の三浦佳生が史上最年少優勝で歴史に名を刻む「自分自身を、誇りに思います」 | ISU四大陸フィギュアスケート選手権2023 男子シングル レビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部三浦佳生
今大会参戦の男子最年少と男子最年長が、2023年四大陸選手権男子シングルの表彰台の上で並んだ。17歳三浦佳生は、人生で初めてのISUチャンピオンシップタイトルに輝き、31歳キーガン・メッシング(カナダ)は、キャリア最後のシーズンに、やはり人生で初めてのISUチャンピオンシップメダルを手に入れた。
「お客さんはもちろん、僕の前に滑った(佐藤)駿とキーガン選手との、全員の力が集まった最終形態が、さっきの演技だったのかなと思ってます。まさに『パワー爆発』みたいな」(三浦)
小さなミスから、三浦にとって2度目の四大陸は、幕を開けた。ショートプログラム一発目のジャンプ、つまり4回転サルコウの着氷後、氷に軽く手を突いてしまったのだ。自ずと予定していた2本目をつけることが出来なかった。
全日本と状況は似ていたかもしれない。あの時も冒頭1本目で転倒し、プログラム後半のジャンプで再度の転倒があり……必須要素であるジャンプコンビネーションを欠いた。
しかしコロラド・スプリングスでの三浦は、これ以上のミスが入り込む隙を与えなかった。3回転アクセルを綺麗に決めると、後半の4回転トーループに、慌てず3回転トーループを付け加えた。しかも「リカバリー」と呼ぶにはあまりに質が高いコンビネーションは、GOE出来栄え点を含み17.78点。1つの要素で獲得した得点としては、三浦にとってはキャリア最多タイ得点……SPとしては最多得点となった。
「ミスの後、思い切りやるだけだと思い直しました。後半の4回転+3回転は、とにかく気合で乗り切ったという感じです」(三浦)
91.90点の高得点でSPを首位で折り返した三浦は、FSでも柔軟な対応力を発揮する。事前に大会側に提出した予定構成表に頑なにこだわることなく、スピードとフィーリングに乗って、次々と高く勇壮なジャンプを決めていく。SPでは失敗した4回転サルコウも、FSではきっちりと着氷を耐えきり、GOEのほんの小さなマイナスだけで切り抜けた。
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