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フィギュア スケート コラム 2023年2月26日

アメリカとカナダが上位独占!金メダルのチョック&ベイツ組「世界選に向けて大きな自信になります」| ISU四大陸フィギュアスケート選手権2023 アイスダンス レビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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「シーズン最後の試合」でラジョラガ組が全力を出し切ったのだとしたら、総合4位クリスティアーナ・カレイラ&アンソニー・ポノマレンコ組(アメリカ)は、「世界選代替出場の可能性もあるから練習は続けていきます」と大会後に語っていた。最終的にワールド行きは現実のものとなり……つまり初めての大舞台へ向けて、間違いなく好ステップが踏めた。

昨季の3位銅メダルと比べて、たしかに順位は一つ後退した。ただ出場カップルのレベルがはるかに上がった2023年大会での同成績は、むしろ「非常にポジティブな成績」とカレイラ&ポノマレンコ組は素直に喜ぶ。

一方でディフェンディングチャンピオンのキャロライン・グリーン&マイケル・パーソンズ組(アメリカ)は、RD最終盤に男性が転倒。FDでは納得の演技が出来たと語るが、トータルでは5位終了。「世界選手権に向けて技術的な部分を見直していく」と、気持ちを引き締めた。

やはり1年前の銀メダリスト、村元哉中&高橋大輔組もまた、転倒に悩まされた。RDは滑走グループの全組がことごとく転ぶという難しい雰囲気の中で、村元がやはりミッドラインステップシークエンスでバランスを崩した。スピードに乗り、攻めの姿勢を貫き続ける中での、転倒だった。FDは高橋が2度転んだ。本人曰く、標高や疲労のせいではない。ただ「1度目の転倒で、気持ちがプツっと切れてしまった」と振り返る。

3つの転倒が響き、最終成績は9位で終えたが、「確実なレベルアップ」は実感できた。重要な国際大会でダイアゴナルステップがレベル3の評価を受けるのは「初めて」と、村元は数字につながる成長を確認し、「これだけの過酷な環境下で、最後まで滑りきれたことは自信になる」と高橋も力強く頷く。

なにより世界トップレベルのアイスダンサーたちと戦う経験を、もう1つ重ね、悟りを開いた。「自分たちは自分たち。周りは気にせず、ただ自分たちのベストを尽くすだけ」。カップルにとって2度目の世界選手権へ向けて、最高の心構えができたようだ。

尊にとっては文字通り故郷であり、コロナ禍の中、同地で練習を積み重ねた美里にとっても、いわば第2の故郷……そんな縁の深いコロラド・スプリングスからたくさんのパワーを受け取り、小松原美里&小松原尊組は自己最高7位の好成績を残した。

レベルの小さな取りこぼしがあったことは、演技をしながら、本人たちも冷静に理解していたという。ただし「挑戦」ととらえて、新しい世界観の創造に力を尽くしてきたFDでは、シーズンベストの好評価を得た。「この先の4年に向けて、2人で一緒に戦っていく力がどんどん大きくなっていることが実感できた」と、次戦へ、来季へと続く大切な収穫を得た。

文:J SPORTS編集部

J SPORTS編集部

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