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ジョージア人として史上初の欧州王者。20歳のグバノワ「これはコーチたちと続けてきた努力の成果」| ISU欧州フィギュアスケート選手権2023 女子シングル レビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部この3つのジャンプの失敗が明暗を分けた。もちろんミスの後はすぐに立て直した。プログラム後半の華ともいえるステップやスピンは、まばゆいばかりにダイナミックでゴージャスだった。SPは規定要素のステップとスピンをすべてレベル4でまとめた上に、誰よりも高いGOEをもぎ取った。FSも当然のようにオールレベル4。しかも弾力性のある肢体から繰り出されるステップ&コレオシークエンスは、群を抜く加点を得た。PCSだけなら、次点以下に1点以上の差をつけた。それでも、トータルの得点では、ヘンドリックスは首位には届かなかった。
「もちろん銀メダルを取れたことは嬉しく思っています。でも、もっと良いパフォーマンスが出来ていれば、もっともっと嬉しく感じられたはずです。だからこそ少しがっかりしているんです」(ヘンドリックス)
自身初の欧州メダル。しかし昨世界選手権で銀メダルに輝き、今GPF銅メダルのヘンドリックスにとって、決して満足できる演技内容ではなかった。
ただベルギーにとって朗報だったのは、初出場ニーナ・ピザッローネが5位に飛び込んだこと。特にFSでは、TESに関しては、全体で上から2番目の得点を叩き出した。難度の高いジャンプを飛びこなした16歳は、瑞々しく伸びやかな演技や可憐な演技力でも、見る者を虜にした。
「全力を尽くしましたし、自分のパフォーマンスに満足しています。FSではパーソナルベストも更新しました。今後に向けての励みになりますし、まだまだ上達していけます」(ピッザローネ)
エストニアのニーナ・ペトロキナ(6位)もまた、メリハリのある演技で存在感をアピール。ISU国際スケート連盟が推す2023年アワードの「Best Newcomer」部門にノミネートされた18歳は、もしかしたら、期待通りの演技はできなかったのかもしれない。SPとFSでそれぞれ2つジャンプ要素でミスを犯し、FSの得点発表後には泣き出してしまったほど。それでもPCSの高さは誇ってもいいはずだ。ヘンドリックスやグバノワ、さらには人生の喜びも悲しみも巧みに紡ぎ出す演技派エカテリーナ・クラコワ(ポーランド、4位)に次ぐ4番目の高得点を得た。
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