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フランス男子12年ぶりの歓喜。欧州王者シャオイムファ「世界選手権に向けてすぐに練習に戻ります!」| ISU欧州フィギュアスケート選手権2023 男子シングル レビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部自己ベストには10点近く及ばなかったし、FSだけなら2.22差の2位。しかしシャオイムファのプログラムが、2つで1つの物語を描くように、勝利の女神も2つのプログラムを美しく揃えた者に微笑むのだ。トータル266.77点を記録し、シャオイムファが2023年欧州選手権男子シングルの戦いを制した。フランス男子にとっては、2011年フローラン・アモディオ以来となる12年ぶり(11大会ぶり)の金メダルであり、やはり2013年アモディオ以来の表彰台だった。
「まだまだ改善すべき部分はたくさんあります。ジャンプに入る前の動作やスピードや、スピンの回転速度。スケーティングや表現力も。世界選手権に向けてすぐに練習に戻ります!」(シャオイムファ)
リッツォも2本のプログラムを成功させた。2019年に欧州選3位に飛び込んだ時は、SP10位と大きく出遅れてからの、逆転銅メダルだった。逆に年末のイタリア選手権では、SP・FSともに2位でまとめ、トータルで優勝を飾った。2本揃えることの難しさも、大切さも、十分に理解していた。
イタリアンロックバンド、モーネスキンの楽曲で踊ったSP終了直後は、雄叫びと共に、両手でガッツポーズを突き上げた。4Loに回転不足がついたが、4T+2Tはきっちりまとめた。得点86.46点で、上から2番目の位置につけた。
「僕にとって、SPは、いつだって難しいんです。まるで破壊すべき巨大な壁のようなもの。でも好位置につけたおかげで、FSは戦いに行きます。自分のベストを尽くすだけです」(リッツォ)
アメリカンシンガー、ブルーノ・マーズを選んだFS終了直後は、さらに大きな雄叫びと共に、氷の上に突っ伏して泣いた。冒頭の4Tが着地で乱れた以外は、あらゆるジャンプをクリーンに飛んだ。ただ歌うように、滑らかに、晴れやかに、フィニッシュまで演じ切った。
「最後は感情が爆発しました。だって僕はこの大会のために、たくさんの準備を積んできたんですから。あらゆる緊張を解放する必要がありました。だから大声で叫んだんです」(リッツォ)
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