人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

フィギュア スケート コラム 2023年1月31日

フランス男子12年ぶりの歓喜。欧州王者シャオイムファ「世界選手権に向けてすぐに練習に戻ります!」| ISU欧州フィギュアスケート選手権2023 男子シングル レビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
  • Line

自己ベストには10点近く及ばなかったし、FSだけなら2.22差の2位。しかしシャオイムファのプログラムが、2つで1つの物語を描くように、勝利の女神も2つのプログラムを美しく揃えた者に微笑むのだ。トータル266.77点を記録し、シャオイムファが2023年欧州選手権男子シングルの戦いを制した。フランス男子にとっては、2011年フローラン・アモディオ以来となる12年ぶり(11大会ぶり)の金メダルであり、やはり2013年アモディオ以来の表彰台だった。

「まだまだ改善すべき部分はたくさんあります。ジャンプに入る前の動作やスピードや、スピンの回転速度。スケーティングや表現力も。世界選手権に向けてすぐに練習に戻ります!」(シャオイムファ)

リッツォも2本のプログラムを成功させた。2019年に欧州選3位に飛び込んだ時は、SP10位と大きく出遅れてからの、逆転銅メダルだった。逆に年末のイタリア選手権では、SP・FSともに2位でまとめ、トータルで優勝を飾った。2本揃えることの難しさも、大切さも、十分に理解していた。

イタリアンロックバンド、モーネスキンの楽曲で踊ったSP終了直後は、雄叫びと共に、両手でガッツポーズを突き上げた。4Loに回転不足がついたが、4T+2Tはきっちりまとめた。得点86.46点で、上から2番目の位置につけた。

「僕にとって、SPは、いつだって難しいんです。まるで破壊すべき巨大な壁のようなもの。でも好位置につけたおかげで、FSは戦いに行きます。自分のベストを尽くすだけです」(リッツォ)

アメリカンシンガー、ブルーノ・マーズを選んだFS終了直後は、さらに大きな雄叫びと共に、氷の上に突っ伏して泣いた。冒頭の4Tが着地で乱れた以外は、あらゆるジャンプをクリーンに飛んだ。ただ歌うように、滑らかに、晴れやかに、フィニッシュまで演じ切った。

「最後は感情が爆発しました。だって僕はこの大会のために、たくさんの準備を積んできたんですから。あらゆる緊張を解放する必要がありました。だから大声で叫んだんです」(リッツォ)

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
フィギュア スケートを応援しよう!

フィギュア スケートの放送・配信ページへ