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フィギュア スケート コラム 2023年1月26日

一気に進む世代交代。《メンタル最強》の15歳イザボー・レヴィトが表彰台の頂上を狙う | 全米フィギュアスケート選手権2023 女子シングル プレビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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アンバー・グレンもまた、昨季に苦い思い出を残す。2年前の全米で念願の表彰台乗り(2位)を実現させ、五輪行きの可能性を本気で信じ始めた。昨季を通じて、トリプルアクセルにも、果敢に挑み続けた。しかし肝心の昨大会、「自分にはどうしようもない理由」、つまりコロナ陽性で途中棄権を余儀なくされた。北京五輪への扉は閉じた。

23歳の今シーズンは、環境を一新。オリンピックトレーニングセンターのあるコロラドスプリングスに引っ越し、グレンは新たなコーチ陣の下で練習を積む。10月のアメリカ杯では3位に入り、生まれて初めてGP大会のメダルも獲得した。成績よりも、今は滑る喜びを重視しているという。もちろん、全米のメダルは、何ものにも代えがたい喜びのとなるはずだ。

讃えられるのは「健闘」ではなく、「成績」でありたい。そう強く願うのは、27歳のグレイシー・ゴールド。かつては全米選手権2勝の、光り輝く女王だった。しかし摂食障害に苦しみ、休養を余儀なくされた。試合からは約2シーズン半遠ざかった。それでも、引退の道は、選ばなかった。27歳で迎えた今季は、本物の復活シーズンだと考えている。まずは6年ぶりの全米入賞を狙う。

スター・アンドリューズは今季カナダ杯2位で、人生初のGPメダルに輝いた。昨5月に上室性頻脈の手術を受けたばかり。いまだ完治はしていないし、今季に向けたトレーニング再開も大きく遅れた。そんな中での、大きな成功。ずっと夢見てきた「五輪への道」を、早くも一歩踏み出せた、そんな実感を抱いたという。

またGPレベルの大会で黒人女性がメダルを獲得するのは、90年代序盤に活躍したフランス人スルヤ・ボナリーに次ぐ史上2人目の快挙だった。「だからこそ、より一層、このメダルは特別な意味を持つ」と、本人も喜びを噛みしめた。

2023年全米選手権には、もう1人、黒人女性選手が出場する。様々な肌の色を持つ選手にチャンスを与える「ダイバーシファイ・アイス基金」の強化プロジェクトに選ばれ、専門トレーニングを積んできたアレクサ・ガスパロットが、中西部予選会で2位終了。見事、全米選手権への切符を、勝ち取ったのだ!女子シングルで2人の黒人選手が出場するのは、23年ぶりだという。

文:J SPORTS編集部

J SPORTS編集部

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