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フィギュア スケート コラム 2022年10月24日

臨機応変に対応するパラアリーナの今| 町田樹のスポーツアカデミア 【Repotage:東京に誕生したレガシーの今】

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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レゴブロック壁画

レゴブロック壁画

N:こちらは2015年、我々のオフィスが港区赤坂に開設した時に、香取慎吾さんが大きな壁面を描いてくださいました。こちらの作品は、香取さんの壁画をもとにレゴブロックで作られたものなんです。

M:なるほど。レゴなんですね。

N:そうなんですよ。日本にいらっしゃるレゴ認定のプロビルダー・三井淳平さんが作ってくださったレゴブロックの作品(実物大)になります。

Band Sofa

Band Sofa

N:こちら中央にソファーがあるんですけれども、実はこれはこのパラアリーナ唯一の特注品です。経緯としては、新国立競技場が作られる際に、職人の皆さんがペットボトルや缶などで飲料をたくさん飲まれました。そのリサイクルで上がった代金をパラアスリートに活用したいと寄付をいただき、それを活用して作ったソファーです。

白いライン

視覚障害者に配慮した白いラインと黒い床

M:アリーナ内ですが、目を引くのは廊下ですよね。白いラインがしっかりと引かれています。

N:視覚障がいは全盲の方もいれば、弱視の方もいます。そういった方々の空間認知をサポートするために、あえて床面は黒。そして壁面は白と、はっきりしたコントラストをつけることで空間認知しやすくしており、なおかつ床にもコートラインを模したような白いラインも引いております。そうすることで壁にぶつかったりしづらい工夫になっています。

M:なるほど。

ロッカールーム

ロッカールーム

N:各部屋の案内は、床面と扉面、全てを統一しています。車椅子ユーザーに関して言うと、特に目線が低くなりがちなので、床面に案内があると分かりやすいですし、弱視の方は見えづらいので、しっかりと扉に表示があると分かりやすい。また、スライドドアにも工夫があります。一般的なスライドドアだと、下にレールがあって、それに沿わせるような形ですが、ここは上から吊るタイプになっています。単純に上から吊るタイプの方が軽いので開閉しやすいというのもありますし、レールがあると車椅子ユーザーにとっては、それも1つの障害になってしまいます。なので、このタイプのものを採用しました。扉の取手も車椅子ユーザーもつかみやすい長めのデザインを採用しています。

N:ロッカーも車椅子ユーザーが使いやすいような工夫を行っています。例えばシンク手前の部分。あえて削られているタイプを採用することで、車椅子ユーザーの方でも手を洗ったり、顔を洗ったりしやすい工夫です。そして、下の部分。車椅子ユーザーにとって膝が当たってしまいます。もともと切り込みないがないままアリーナはオープンしたんですけれども「ここが当たってしまう」といった声を受けて、対応しました。続いて、アリーナに行きましょう。今日は車いすバスケットボール。そして左側でボッチャの練習が行われています。

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