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フィギュア スケート コラム 2022年4月3日

黄金の栄光でシーズン締めくくり。世界選手権初戴冠の坂本花織「練習は裏切らない。これは今シーズンを通して感じてきたこと」 | ISU世界フィギュアスケート選手権2022 女子シングル レビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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「練習は裏切らない。これは今シーズンを通して感じてきたことです。先生に叱られようと、くじけようと、最後の最後まで自分なりにがんばって練習してきたことが、この試合の強さにつながったと感じています」

あらゆる面で完成度が高く、SPは自身にとって初めての80点超えを達成した(80.32点)。FSでも、五輪銅を引き寄せた1か月前よりさらに点数を伸ばし、155.77点のパーソナルベスト。もちろん総合でも自己ベストの236.09点を叩き出し、素晴らしかったシーズンを、黄金の栄光で締めくくった。

坂本にとっては3度目の世界選手権出場で、初の戴冠であり、初めての表彰台。日本女子にとっては2014年の浅田真央以来8年ぶり(2020年大会中止のため7大会ぶり)の世界選手権制覇だった。

日本女子として史上6人目の世界女王に上り詰めただけではなく、坂本は日本のさいたま開催の来季世界選手権に向けて、日本女子の「3枠」を確保した。坂本1位+樋口新葉11位=「12」で、3枠に必要な「13以下」の条件を見事にクリアしてみせた。

その樋口は、シーズン終わりの今大会で、大いに苦しんだ。4年に1度の特別なシーズンは、開幕時から「自分が折れそうになっていることすら気が付かずに、ただ前だけを見て頑張ってきた」。しかし3回転アクセルをSP・FS共に決め、5位に飛び込んだ五輪の後、「集中力を切らさずに練習していくことの難しさ」を感じたという。それでも、「枠」のことを考え、SPもFSも最後まで諦めずに滑り抜いた。

またシニア国際転戦初シーズンながら、五輪と世界選という緊張の大舞台を経験した河辺愛菜は、15位で戦いを終えた。「焦らず」という目標はクリアできた。次の課題はひとつひとつのジャンプの精度を上げること。そしていつかは「かおちゃん」のような堂々と日本を代表できる選手になりたい、と17歳は前進を誓う。

女子に加え、男子、ペアとで計4つのメダルを獲得し、フィギュア大国としての日本がさらに存在感を増したのだとしたら、ルナ・ヘンドリックスとベルギーは、歴史的な一歩を刻んだ。今季の国内選手権で女子シングル参戦はわずか2人……というフィギュア不毛の国ベルギーにとって、世界選手権でのメダル獲得は、正真正銘、史上初めての快挙だった。

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