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三浦璃来&木原龍一組が日本ペア史上最高位の世界選手権2位「これはまた新しい4年のスタート」 | ISU世界フィギュアスケート選手権2022 ペア レビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部突如として前パートナーとの続行が不可能となったものの、このまま氷から去りたくない。そう強く願ったジェームスと、その想いに突き動かされ3年ぶりに現役にカンバックしたラトフォード。ショートこそ5位と出遅れたが、フリーは美しくしっとりとしたパフォーマンスで2位に食い込んだ。トータルでの197.32点は、それぞれ前パートナーとの最高得点には遠く及ばない。しかし生まれたばかりの同ペアにとっては、正真正銘パーソナルベストだった。
「相手のおかげで、人生最高の経験が出来た」と互いに感謝し合う34歳&37歳。「たった1シーズンで終わらせるためにパートナーを組んだのではありません」とも断言する。
4位には、やはり結成ほやほやの17歳カリーナ・サフィナ&19歳ルカ・ベルラワという、将来が楽しみな2人組が飛び込んだ。一方でミリアム・ツィーグラー&セヴェリン・キーファー組やゾーイ・ウィルキンソン&クリストファー・ボヤジ組は、今大会を最後に、長いキャリアに終止符を打った。
またウクライナ組ソフィア・ホリチェンコ&アルチョム・ダレンスキーにとって、生まれて初めての世界選手権は、特別なメッセージを伝える舞台となった。
「準備なんか出来ていません。ただウクライナのアスリートたちが祖国のために戦っていることを、私たちは世界に示したかったのです」
五輪以来一切練習が出来ていないこと、陸路で6日間かけてフランスまでたどり着いたこともあり、ショートのみ戦い、フリーは棄権。大会後はポーランドのスケートクラブにて、選手活動を続けていくそうだ。
文:J SPORTS編集部
J SPORTS 編集部
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