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フィギュア スケート コラム 2022年1月18日

ロシア勢が表彰台独占!堂々金メダルのワリエワ「ただこの先も練習に励んでいくだけ」 | ISU欧州フィギュアスケート選手権2022 女子シングル レビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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カミラ・ワリエワ

「今日はすべてが上手く行ったわけではありません。今大会のFSではもっと感情を込めようと試みたのですが、ある意味で、それがパフォーマンスの邪魔をしました。でも、たとえなにかが上手く行かなかったとしても、たとえ今日の氷がスリッピーだったとしても、ただこの先も練習に励んでいくだけです」

幸いにも、15歳が軽々と稼ぎ出す大量得点の前では、こんなものは些細なミスに過ぎなかった。自己の持つFS歴代最高185.29点に遠く及ばず、(たったの)168.61点しか取れなかったとしても、それでもなお他のあらゆる選手のパーソナルベストを軽々と上回る数字なのだ。合計では259.06点を記録し、ワリエワが文句なしの欧州選手権初優勝を果たした。8大会連続で、ロシアの女子選手が金に輝いた。

シェルバコワは厳しい局面に立たされた。SPでのジャンプ転倒でコンビネーションに2本目をつけられず、大きく失点。まさかの表彰台の下(4位)で、SPを折り返す羽目になった。そもそも現役世界チャンピオンであり、今季グランプリ大会2勝ながら、地元ロシアでは五輪代表として果たしてふさわしいのか……などという論調さえ巻き起こっていた。

しかしFSでのシェルバコワは、自らが驚異的な集中力と精神力の持ち主であることを、全世界に見せつけた。プライドか、反骨精神か。陰鬱で妖しげなFS「巨匠とマルガリータ」を、いつも以上に鬼気迫る表情で演じきった。冒頭の4回転フリップを含むすべてのエレメンツをノーミスでこなし、首位ワリエワに迫るFS168.37点さえ叩き出した。1日の終わりには2大会連続の銀メダルを手に入れ、自らが代表入りに相応しい選手であることを証明した。

「辛い1日でした。頭の中にいろいろな考えが渦巻いて、不安にも襲われました。最後はただ自分のできる事を披露しようと努力しました。そして、すべての終わりには、ポジティブな物事だけが残りました」

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