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若き才能の台頭か、それとも実力者たちの逆襲か。4大陸の頂点を目指す戦いが幕を開ける | ISU四大陸フィギュアスケート選手権2022 プレビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部日本勢のライバルに上げられるのは、やはりアメリカの3人だろう。カムデン・プルキネンは、いつもの情熱的な演技と、いつも以上に安定した4回転ジャンプを上手く融合させ、全米5位に滑り込んだばかり。グランプリ大会で初のひと桁台(アメリカ杯5位)、ISUシニア国際大会で初の初の表彰台(ゴールデン・スピン3位)と、今季絶好調のジミー・マは26歳で嬉しい四大陸初出場。全米は残念ながらコロナ陽性で欠場を余儀なくされた樋渡知樹だが、3年前の世界ジュニア王者は、本調子ならばやはり優勝候補のひとりに挙げられる。
カナダは国内選手権3位から5位までが出場予定。中でも今季ジュニアグランプリ大会で優勝1回・3位1回の16歳ウェスリー・キュウは、同い年の三浦にとって、現在地を知るための良い指針となるかもしれない。
韓国は大胆にも五輪メンバーを送り込む。特に国内選手権6連覇チャ・ジュンファンは、同大会で2位以内で五輪の最終滑走グループ入りが確定するだけに、モチベーションは極めて高い。
女子シングル
三原舞依選手らの活躍に注目
日本女子3人の前に立ちはだかるのは、韓国五輪代表のユ・ヨンとキム・イェリムか。それとも元世界選手権3位・四大陸2位の経験を持つベテランのガブリエル・デールマンか。
全日本選手権4位の三原舞依は、四大陸との相性が極めて良い。シニア転向1年目に初めての出場を果たすと、いきなり優勝をさらい取った。しかも過去3度の出場では、すべて表彰台に上がってきた。
残念ながら五輪出場こそ逃したものの、今季も三原の高い安定感は健在だ。今季のグランプリ大会2戦では、いずれも4位に食い込んだ。四大陸で4位以内に入れば、一時的ながら、シーズンランキング世界3位の座にさえジャンプアップできる位置につけている。もちろん滑らかなで丁寧な滑りと、可憐な表現力、なにより氷の上にきらきらした世界を作り上げる魔法……そんな三原の魅力は、得点や順位だけでは決して評価できるものではない。
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