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若き才能の台頭か、それとも実力者たちの逆襲か。4大陸の頂点を目指す戦いが幕を開ける | ISU四大陸フィギュアスケート選手権2022 プレビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部カナダはある意味でフレッシュな3組が揃った。すでに欧州選3回、世界選3回、五輪1回出場と豊富な経験を誇るマリージャード・ローリオ&ロマン・ルギャック組は、フランスからカナダに国籍を変えて1年目。当然、四大陸は初体験となる。
ヘイリー・セールス&ニコラス・ワムスティーカーは、今季から元五輪2冠スコット・モイヤーに師事を開始。また村元が銅メダルを取った四大陸で、銀メダルに輝いたキャロラーヌ・ソシース&シェーン・フィルス組は、コーチ変更と同時に世界的パンデミックに襲われた。本拠地を移動できたのは6ヶ月後で、つまり新体制で本格的にプログラム作成から取り掛かれたのは、やはり今季が初めて。つまり昨季までの評価はすでに「過去」のものであり、今季前半戦の評価もいまだ「試運転」に過ぎないのかもしれない。
それでも、村元哉中と高橋大輔(※高橋の「高」はハシゴ高)には、世界中から特別な視線が集まる。期待も否応なしに高まる。
なにしろ歴史を作ってきた2人だ。かつて日本人アイスダンスカップルとして、史上初の四大陸表彰台乗りを果たした村元と、日本人男子として、史上初の五輪メダル獲得と世界選手権優勝を成し遂げた高橋。結成わずか2年目ながら、昨秋のワルシャワ杯では国際大会初の表彰台に乗り、190.16点という高得点さえ叩き出した。今季における各組ベストスコアを単純に比較すると(欧州選手権前まで)、今回の四大陸出場チームの中では、文句なしの最高位だ。
目標は表彰台。「かなだい」組は高らかに宣言する。手と手を取り合い、2人で挑む初めてのISU国際選手権大会へと、いざ滑り出す。
文:J SPORTS編集部
J SPORTS 編集部
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