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若き才能の台頭か、それとも実力者たちの逆襲か。4大陸の頂点を目指す戦いが幕を開ける | ISU四大陸フィギュアスケート選手権2022 プレビュー
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部17歳の松生理乃は、やはり本格シニアデビュー1年目で、初めての四大陸出場を果たす。難度の高い連続ジャンプを、プログラム後半に入れる技術と体力はすでに習得済み。次の目標は成功率が上がりつつある3回転アクセルを、本番で初めて綺麗に決めること。もしも四大陸で大技を成功すれば、一気に表彰台も見えてくる!
宮原知子が体調不良による欠場を発表したため、横井ゆは菜が急遽エストニアへと飛ぶ。男子の友野が世界ジュニア、世界選、四大陸と補欠繰り上がりによる3度の大会で、着実に自らの居場所を築いて行ったように、思いがけず訪れた初出場のチャンスをものにしてほしい。
ペア
ペア
「四大陸」ではなく、言ってみれば「北米大陸」チャンピオンシップ。ペア大国の中国は不在で、唯一アメリカとカナダだけが出場枠を利用する。
おかげで今季国際大会で1勝し、勢いに乗るアメリカのオードリー・ルゥ&ミーシャ・ミトロファノフ組は、念願の国際選手権デビューで初表彰台乗りが期待される。
イヴリン・ウォルシュ&トレント・ミショー組にとって、欲しいのは1番の地位。前回五輪終了後から、着実にカナダ2番手としての地位を築き上げてきた。1月の国内選手権でも2位に食い込んだ。それにも関わらず、北京五輪行きの2枠から弾かれた。悔しさを拭い去るためにも、実力を改めて証明するためにも、タリンでは金メダルを取らなければならない。
アイスダンス
表彰台を目指す「かなだい」組
アイスダンス強豪国のライバルたちを倒すのは、もちろん、決して生易しいことではない。なにしろアメリカは、「次世代エース」たちを、揃ってタリンに送り込んでくる。
元Jr世界王者マイケル・パーソンズと、若きキャロライン・グリーンの2人は、大会を重ねるごとに目に見える進化を遂げている。ユニゾンは磨かれ、プログラムの洗練度が上がり、先の全米では表彰台を脅かすハイパフォーマンスを披露したばかり。
結成1年目で全米5位に飛び込んだエミリー・ブラッティ&イアン・サマーヴィルは、初々しくはつらつした勢いで、四大陸でも一気に上位へ駆け上がりそうだし、Jr時代には世界2位に上り詰めたクリスティナ・カレイラ&アントニー・ポノマレンコ組は、念願のシニア選手権を飛躍のきっかけにしようと意気込んでいるはずだ。
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