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フィギュア スケート コラム 2021年12月21日

栄光の歴史を現在進行系で紡ぎ続けるロシアの国内ナンバーワンを決める争い | ロシアフィギュアスケート選手権2022プレビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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もちろんドミトリー・アリエフやアレクサンドル・サマリンという2人のオリンピアンも、本来の実力を発揮できさえすれば、表彰台復帰は十分にありえる。

ヴィクトリア・シニツィナ&ニキータ・カツァラポフ / アレクサンドラ・ボイコワ&ドミトリー・コズロフスキー

ヴィクトリア・シニツィナ&ニキータ・カツァラポフ / アレクサンドラ・ボイコワ&ドミトリー・コズロフスキー

ペア

女子にも負けないくらい、国内の争いが熾烈だ。なにしろ今季グランプリファイナル進出が4組。さらにグランプリ大会で2度ずつ表彰台に乗ったのがプラス1組、表彰台1度がプラス1組。ついでにジュニアグランプリファイナル進出も4組。ロシアの頂点に立てば、世界の頂点も自ずと見えてくる。

不思議なことに、現役世界チャンピオン組のアナスタシア・ミーシナ&アレクサンドル・ガリャモフは、いまだロシアチャンピオンに君臨したことはない。それどころか表彰台にさえ登ったことがない。順番は逆になったけれど、今年こそは母国で栄光を勝ち取りたい。今季ここまで国際大会3戦は負け無しで突っ走っている。

ミーシナ&ガリャモフがダイナミックで圧倒的な技術力を誇るのだとしたら、現役欧州チャンピオン組のアレクサンドラ・ボイコワ&ドミトリー・コズロフスキーは滑らかなスケーティングとエレガントな足さばきが魅力。元世界ジュニアチャンピオンのダリア・パブリュチェンコ&デニス・ホディキンは、見たこともないようなアクロバチックなつなぎをどんどん突っ込んでくる。

こんな若い3組にまだまだ座は譲らない、とばかりに、世界選表彰台3度・欧州表彰台6年連続のエフゲーニヤ・タラソワ&ウラジーミル・モロゾフも進化を続ける。今季からエテリ・トゥトベリーゼに師事したベテラン組は、持ち前の完璧な技術に加え、表現力に深みを増した。

演技前の小芝居も表情豊かな踊りも魅力的なユリア・アルチェミエワ&ミハイル・ナザリチェフや、ロシア杯では大きな失敗がありながらも3位初表彰台を射止め、将来性を感じさせたヤスミナ・カディロワ&イワン・バルチェンコも、クリーンな演技で大躍進の可能性を秘めている。

アイスダンス

カップル結成6年目で欧州チャンピオンの座に上り、7年目の昨季ついに世界の頂点を極めたヴィクトリア・シニツィナ&ニキータ・カツァラポフ。今やトレードマークともなった、胸を熱くするような幸せオーラは、今シーズンも氷の上にあふれている。FDの「ラフマニノフピアノ協奏曲2番第2楽章」の美しくセンチメンタルな音色には、伸びのある2人の滑りがよく似合う。

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