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フィギュア スケート コラム 2021年12月21日

栄光の歴史を現在進行系で紡ぎ続けるロシアの国内ナンバーワンを決める争い | ロシアフィギュアスケート選手権2022プレビュー

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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シニアでの転戦も11年目を迎え、グランプリファイナル・欧州選・世界選のすべてを勝ち取ってきたトゥクタミシェワだが、不思議なことにロシア選手権優勝は2012年末の1度だけ。表彰台からも2014年以来遠ざかっており……結果的に五輪出場を1度も果たせていない。25歳の今年こそ。そんな思いは強い。

アメリカ杯を制した後、NHK杯を怪我で欠場したトゥルソワは、果たして調子が完全に戻っているだろうか。今季もFSは、予定通りなら4回転5本という超高難度の構成だ。15歳フロミフも、FSは4回転2本を飛ぶ。

シェルバコワが初めてロシアの女王の頂点に君臨したのは14歳だった。今季だってもしかしたら、いまだ私達の知らない恐るべき少女が、突如としてヒエラルキーをぶち壊してしまうことだってあるかもしれない。今季のジュニアグランプリシリーズでそれぞれ1大会ずつ制したアデリア・ペトロシアン14歳とソフィア・ムラヴィエワ15歳も、シニア女子の競演に参戦する。

男子シングル

北米や日本に成績面では少々押され気味ではある。それでも滑らかなスケーティング技術と高い芸術性、そして醸し出される独特なノーブルさが、ロシア男子をたまらなく魅力的な存在にしている。

その代表格こそがミハイル・コリヤダだろう。今季はなにより、ロシアが誇るバレエの魅力を最大限に取り込んだ。ロシアが生んだバレエダンサー、ミハイル・バシリニコフへのオマージュを込めて、SPは「くるみ割り人形」を選択。またロシア選手権の機会に、FSを昨季のプログラムに戻す。やはりロシア人バレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフの伝記映画のテーマ音楽「ホワイトクロウ」だ。SPは凛々しく気品高く、FSは繊細で感傷的。いずれも指先まで神経の行き届いた演技は、ただただ美しい。

今季イタリア杯とロシア杯でいずれも銀メダルを獲得したコリヤダを除くと、表彰台争いは極めて混沌としている。アメリカ杯銅メダリストのエフゲニー・セメネンコと、グランプリ大会で4位×2度のマーカル・イグナトフが、今季の戦績的には一歩リードか。2年前の世界ジュニア王者アンドレイ・モザリョフは、フランス杯はジャンプに苦しみSP9位で折り返したものの、FSは2位と底力の高さを再証明。さらには2季前に欧州選2位に飛び込んだアルドゥール・ダニエリヤンや、台頭著しいマルク・コンドラチュクも見逃せない。

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