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ラグビー コラム 2026年6月26日

関東春季大会ラストマッチ「明治大学×筑波大学」!昨季4点差の因縁カード

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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関東の強豪大学が3グループに分かれる春の公式戦「関東大学春季大会」は、各グループの優勝校が決まった。

Aグループは早稲田大学、Bグループは帝京大学、Cグループは立教大学。いずれも5戦全勝だった。

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ただ大会最終戦となる試合が残っている。それが6月28日(日)、筑波大学グラウンド(茨城県つくば市)で行われる3勝1敗同士の「筑波大学×明治大学」だ。

「筑波×明治」といえば、昨季対抗戦の激闘が記憶に新しい。勝者はラストプレーで逆転勝利を掴んだ筑波。4点差(28-24)だった。

今季主将となったLO白丸智乃祐は、昨季明治戦の逆転トライについて「最後は本来なら順目のプレーでしたが、逆目が薄いことに気づいて攻めました。状況判断でアタックを変える筑波らしいプレーでした」と振り返った。

昨季はその後帝京大学を破るなどして対抗戦2位となり、筑波は今季10年ぶりに春季大会Aグループに参加。初戦の早稲田には12-45で大敗したが、その後は東海大学(57-19)、関東学院大学(38-19)、東洋大学(56-0)と3連勝。

前戦の東洋戦では開始2分でのトライなど、安定したセットピースからのアタック精度が光った。その後も「接点。泥臭く。走り勝つ」という筑波のスタンダードを維持して完封。上り調子で昨季王者(明治)との一戦を迎える。

その東洋戦を含めた過去2試合ではサプライズがあった。

白丸主将のプロップ起用だ。春季大会の過去2戦は背番号1での先発。東洋戦ではトイメン(相手3番)のコラプシングも引き出していたが、今週末は馴染み深いロックでキックオフを迎える。

日曜日のスタメンを見てみると、LO白丸主将をはじめ、ハーフ団は副将で先発定着のSH廣瀬研太朗とSO水澤雄太。茗溪学園出身の4年生コンビだ。

先発は5名が替わり、大きな変更ではフロントローがPR寺山公太、HO佐野涼太、そして先発定着を狙うルーキーPR武田粋幸になった。先週は同志社大学にも優勢だった明治のスクラムとの対決が楽しみだ。さらにはFL加藤寛樹、ルーキーWTB宮下隼も新たなスターターとなった。

なお日本代表宮崎合宿ではコンディション都合等で選考外となった中森真翔、U20代表として明日(27日)のU20NZ代表戦に先発するWTB内田慎之甫、WTB深田衣咲などは不在となっている。

一方の明治大学。

先週は同志社との定期戦に「38-35」で辛勝。優勢だったスクラムで最後はペナルティ、展開からの逆転トライで勝ちきったが、自陣ゴール前の相手クイックタップから2連続トライを取られるなど“リアクション”の多さが目立った。

受け身の時間も散見された試合を経て、昨季敗れた筑波を相手にどんな試合を見せるのか。

ちなみに日本代表合宿に招集された司令塔候補のSO伊藤龍之介(4年)は、今週土曜日のリポビタンDチャレンジカップ2026「JAPAN XV vs マオリ・オールブラックス」に10番で先発。FL大川虎拓郎主将や、同日にU20NZ代表戦に先発するFB古賀龍人なども不在となる。

スタメンを見てみると、主力PR田代大介が1番に入り、寮長でもあるHO木谷光も先発へ。パワフルなランナーでもあるFL中川功己は背番号7を背負う。

桐蔭学園出身の3年生SO萩井耀司は、3人のルーキー(SH岡元聡志、WTB平尾龍太、FB田中勝斗)がいるバックスを統率できる存在。雨も予想される試合でのゲームメイクに注目したい。

先週は10番だった田中勝斗は15番起用。高い期待が感じられる大分東明出身のルーキーは、春の東日本セブンズでチーム内MVPに輝いた。多士済々の明治でどこまで食い込むかに注目したい。

筑波は精度の高いラインアウトDFで知られる。昨季対抗戦では空中戦で筑波に負けた印象の明治は、先週の課題にもなったラインアウトの精度をどこまで高められるか。

一方の筑波は、相手の強みであるスクラムで優勢になるとセットピース全般を制圧できる可能性がある。セットピースが安定すれば筑波の遂行力の高いアタックが生き、スコアを重ねる可能性が出てくる。

予報通りの雨中戦となれば、フォワード戦の優劣が試合展開に大きく関わることになるのは必至だ。密集戦、スクラム、ラインアウトの攻防には大いに注目したい。

文: 多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある

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