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ラグビー コラム 2026年4月27日

【ハイライト動画あり】コベルコ神戸スティーラーズが充実の14勝目!東京サントリーサンゴリアスはPO進出決まらず。ジャパンラグビーリーグワン2025-2026D1第16節

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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2位(13勝2敗/勝点62)のコベルコ神戸スティーラーズは試合序盤、東京サントリーサンゴリアスのディフェンスを警戒していた。

「サンゴリアスさんは『試合の最初からエナジーの高いディフェンスをしてくる』という分析をしていて、それに対してしっかりやっていこうという話はしていました」(スティーラーズ、SO李承信共同主将)

結果として、スティーラーズはそのエナジーを上回った。4月25日(土)第16節、プレーオフ進出を狙う5位(7勝8敗/勝点40)のサンゴリアスに対し、開始10分間で2連続トライを奪ったのだ。

「フォワードの9番、10番シェイプのところですごく良いモメンタムを作ってくれていました。それにより相手にブレイクダウンでプレッシャーを掛ける余地を与えず、テンポとスピードを持ちながらプレーできていたので、本当に自分たちが求めた形でアタックができました」(スティーラーズ、SO李承信共同主将)

若きハーフ団であるSH上村樹輝(23歳)とSO李承信(25歳)の配球から、NZ代表のレジェンドであるLOブロディ・レタリック、日本代表のNO8ワイサケ・ララトゥブアが連続スコア。

サンゴリアスの小野晃征HCは「スティーラーズさんの22m内での点を取りきる率はリーグで1位というのは分かっていました」と明かしたが、クイックテンポにパワーランナーを掛け合わせた高圧力のアタックに対処しきれず、序盤から追いかける立場となった。

だが、お互いに1トライずつを取り合って28-7で迎えた前半終了前。泥臭いハードワークが文化であるサンゴリアスが「らしさ」を発揮する。

前半37分、サンゴリアスのラインアウトモールが“走った”。しかしトライライン手前でラックに。

粘り強くピックでフォワードを当てる。16フェーズ目でSH流大がボールセキュリティに身を挺すると、最後はPR小林賢太がピックでグラウンディング成功。サンゴリアスらしい粘り強さ、しつこさで取りきり、14点ビハインド(14-28)で折り返した。

ジャパンラグビー リーグワン2025-26(4月25日)

【D1 第16節 ハイライト】コベルコ神戸スティーラーズ vs. 東京サンゴリアス|ジャパンラグビー リーグワン2025-26(4月25日)#leagueone

だが後半もゴールドジャージーの時間にはならなかった。

後半5分には先発LO箸本龍雅のキャリーから相手CTBアントン・レイナートブラウンにスティールされ、続く同8分の敵陣右ラインアウトは、相手の絶妙な後方リフトで被スティール。相手とは対照的に敵陣で取りきれない。

「後半に入って自分たちが勢いを得るチャンスがありましたが、スティーラーズさんの粘り強いディフェンスで何度か止められました」(サンゴリアス、小野HC)

その直後、スティーラーズは見事な反撃を展開する。

天理大学からアーリーエントリーで今季参戦のFB上ノ坊駿介が特大キック。その自陣脱出後のラインアウトでスティールに成功する。

ここから敵陣アタックを始めると、ワイドからワイドに振るダイナミックな展開。FB上ノ坊の背面パスも効き、最後は同じく今季ブレイクのCTBタリ・イオアサがフォローからトライ。サンゴリアスは21点ビハインド(35-14)となった。

決定打は1トライずつを取り合った後半27分かもしれない。

21点リード(42-21)のスティーラーズは、シンビンで1人少ない状況ながら、敵陣右ラインアウトから約2分半の猛攻。

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この日2トライを奪っていたLOレタリック共同主将らのキャリーで相手守備を寄せると、最後はSO李承信が20m級のロングパス。左隅にいたFB上ノ坊が25次攻撃をトライで締めた。

サンゴリアスはSOケイレブ・トラスクのトライで一矢報いるが届かず。スティーラーズは49対28で14勝目。3トライ差以上のボーナス付きで最大勝点5を奪取した。

指揮官は敵陣での決定力を讃えた。

「ボールを持っている時間は多くはなかったですが、全体を通してディフェンスも悪くありませんでした。ポゼッションが多くなかった中でも、自分たちがチャンスを得たさいに精度高く完遂できました。そこが今日の試合の結果を分けたと思います」(スティーラーズ、デイブ・レニーHC)

順位は2位で変わらないが、首位の埼玉パナソニックワイルドナイツを勝点1差でピタリ追走。リーグ戦ラスト2試合での逆転を狙う。次節の相手は9位三重ホンダヒートだ。

これで5連敗となったサンゴリアスは、今節でのプレーオフ進出が決まらず。勝点の上積みがない悔しい結果となった。途中出場したサンゴリアスのFLサム・ケイン主将は反省まじりの決意を語った。

「一貫性などが崩れたとき、簡単なトライを取られています。自分たちの首を絞めているときがありますが、それは自分たちのエラーや規律など、コントロールできるものがほとんどだと思います。キャプテンとして『自分たちはできる』と信じています」

こちらも順位は変わらず5位。プレーオフ常連として文句なしの次ステージ進出を目指し、次節は逆転プレーオフ進出を期する7位トヨタヴェルブリッツとの一番に臨む。

文: 多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある

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