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ディフェンスラインに仕掛けるHO清水主将
早くも開幕する『ラグビー関東大学春季交流大会』(春季大会)。いよいよ清水組の戦いが始まる。
初戦の相手は昨年、関東大学対抗戦(対抗戦)で大躍進を果たした筑波大学だ。今年のチームの真価が問われる初戦、ここでの白星が持つ意味は大きい。『RISE OVER』の力強い一歩目を刻みつけろ。
筑波大とは昨年の対抗戦で対戦した。早大は好機を確実に得点に結びつける堅実な試合運びを見せ、PG(ペナルティゴール)で着実に加点。守備でも集中力を切らさず、筑波大のアタックを封じ込める。終盤の連続トライで勝負を決定づけ、39-13と快勝。盤石の強さを印象づけた。
早大は4月5日に中央大学Aとトレーニングマッチを行っている。大幅なメンバー交代を行いながら、新チームの地力を試す試合となった。早大は昨年に引き続き強みとなるであろうスクラムで相手を圧倒し、試合の流れをつかんでいった。
この日はショートパスを軸としたアタックで中大ディフェンスを翻弄し大量得点。62-7という大差で試合を終えた。HO(フッカー)清水健伸主将(スポ4=東京・国学院久我山)が、「まだまだ精度が低い。より一層磨きをかけていきたい」と述べるようにさらなる成長を感じさせる一戦となった。
トライラインを駆け抜けるNO8松沼
筑波大戦で鍵を握る早大の注目選手を紹介する。まずは、主将の清水と副将のNO8(ナンバーエイト)松沼寛治(スポ4=東海大大阪仰星)だ。初戦の相手である筑波大は多くのタレントを擁しており、自分たちの思い通りにいかない局面も予想される。そうした苦しい時間帯こそ、2人のリーダーシップに期待がかかる。
彼らはリーダーシップに加え、高いワークレートも持ち味としている。清水は攻守における激しいプレーと高い遂行力が武器であり、松沼はディフェンスラインを切り裂く突破力が非常に魅力的な選手だ。今試合、2人が自らのプレーでチームを牽引する姿に注目したい。
また、CTB(センター)陣は観客からの期待も大きいポジションだ。昨年までチームを牽引した主力選手たちが卒業し、今試合では島田隼成(スポ3=福岡・修猷館)と、名取凛之輔(スポ2=大阪桐蔭)の2人がその大役を担う。
島田はスキルフルなプレーに加え、複数の役割をこなせる多様なプレーの引き出しを兼ね備えている。
一方の名取は、昨年こそコンディション不良に苦しみ我慢のシーズンを過ごしたが、今シーズンは開幕からしっかりとチャンスを掴み取った。彼の持ち味は、ディフェンスラインの至近距離直前まで仕掛けて外へと繋ぐ、精度の高いハンドリングスキルだ。
力強いキャリーをみせるLO宮川
この両選手が、早大の代名詞であるアタッキングラグビーを体現する上で、重要なピースとなることは間違いない。また、LO(ロック)宮川侑大(スポ2=富山・砺波)もスタメン入りをしており、攻守での激しいプレーに加え、長身を活かしてラインアウトでも存在感を示してほしい。
筑波大の魅力はタレント揃いのBK(バックス)ライン。なかでもSO(スタンドオフ)水澤雄太には警戒が必要だ。昨年までは絶対的な司令塔がいた筑波大。その後継者を今試合では水澤が担う。彼は長身を活かした力強いランニングプレーとロングキックが持ち味だ。
また、リザーブにはルーキーであるSO杉山祐太朗がメンバー入りをしている。昨年までは京都工学院高校と高校日本代表を引っ張った世代トップの司令塔のデビュー戦にも期待が高まる。また、CTB飯岡建人のダイナミックなランニングや、FB(フルバック)増山将のキレのあるステップにも注意したい。
敗北を知り、進化を遂げた。2年連続の決勝戦での敗退。優勝までに足りないものは何なのか。目指すは頂のみ。彼らはこれからその1つひとつを見つけていくだろう。清水組、待望の初陣。彼らが描く新時代のプロローグを見逃すな。
記事:大林祐太/写真:伊藤文音、飯塚咲(早稲田スポーツ新聞会)
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