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ラグビー コラム 2025年6月21日

早稲田大学、最終戦で大学選手権決勝以来となる帝京大学と対戦。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 早稲田スポーツ新聞会
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ボールキャリーするLO栗田

春が終わる。来たる6月22日(日)、早大・上井草グラウンドにて関東大学春季大会を締めくくる早稲田大学vs.帝京大学の一戦が行われる。

昨季の全国大学選手権決勝でもぶつかりあったこの戦いは言わずと知れた好カード。全勝を維持する帝京大に土をつけ、春シーズンの成長を見せつける早大の姿が見たいところだ。

ラグビー 関東大学春季交流大会2025

早大は前節の明治大学戦で12-45で敗戦。奈良で行われた天理大学との招待試合に引き続き、2連敗を喫する形となった。

FW(フォワード)で押し込まれ、明大に先制点を奪われた早大だったが、CTB(センター)黒川和音(人4=茨城・茗渓学園)のトライで5点を返すと、5-19と射程圏内に捉えた状態で前半を折り返した。

ディフェンスのギャップに仕掛けるSO服部

しかし、後半開始直後にトライを奪われると、SO(スタンドオフ)服部亮太(スポ2=佐賀工)、FB(フルバック)植木太一(人2=神奈川・関東学院六浦)を中心に、交代選手が試合の流れを変えようと獅子奮迅の活躍を見せたものの、重戦車の勢いを止めることはできず、12-45で春季大会第4戦を落とした。

ラグビー関東大学春季交流大会2025

対する帝京大は4連勝と勢いに乗り、王者としての格の違いを見せつけている。初戦は大東文化大学に、95-0と圧倒的な力を見せつけて勝利すると、続く東海大学戦は111-0。衝撃的なスコアで関東大学リーグ戦勢を打破していく。

東洋大学も66-13で危なげなく勝利すると、先週の明大戦では驚異の完封。重戦車の強力なアタックに自由を与えず、終始ペースを握ったまま31-0で白星をあげた。

今季は爆発力のあるアタックと、崩れないディフェンスで高い完成度を見せる。強力なセットプレーも健在で、ひとたび帝京大の形となったモール、スクラムを止めることは容易ではないだろう。

今試合、まずはラインアウトを注目の局面として挙げたい。今季の帝京大はラインアウトの成功率が低調気味。早大はLO(ロック)栗田文介(スポ4=愛知・千種)、FL(フランカー)粟飯原謙(スポ4=神奈川・桐蔭学園)、NO8(ナンバーエイト)城央祐(スポ2=神奈川・桐蔭学園)と高身長FWで圧力をかけ、帝京大の流れを奪い取りたいところだ。

アンストラクチャーを制し、帝京大を後手に回すテンポの良いアタックで試合をかき乱すことができれば、必ずや勝利は見えてくる。

PR(プロップ)森山飛翔、NO8カイサ・ダウナカマカマ、CTB上田倭士、WTB(ウィング)生田弦己、リザーブのCTB大町佳生は、昨季の決勝でグラウンドに立っていた帝京大の面々。

低い姿勢でヒットするFL田中勇

一方の早大はPR杉本安伊朗(スポ3=東京・国学院久我山)、栗田、FL田中勇成(教4=東京・早実)、城、服部、両WTBの池本晴人(社3=東京・早実)と田中健想(社2=神奈川・桐蔭学園)、黒川、CTB福島秀法(スポ4=福岡・修猷館)。

リザーブではPR山口湧太郎(スポ4=神奈川・桐蔭学園)、LO新井瑛大(教3=大阪桐蔭)、CTB野中健吾主将(スポ4=東海大大阪仰星)と、非常に多くのメンバーをがあの舞台を経験している。昨年のリベンジを果たすことができるか、熱意のこもったプレーに期待だ。

帝京大と1年のうちに戦えるのは多くて4回。昨年の最後では敗戦してしまったものの2度勝利し、帝京大を精神的に追い込んだことは間違いない。自信あふれる夏にするために。春の努力を結果で肯定するために。熱い春の最終戦、『One Shot』で真紅のジャージーを撃ち抜け。

文:村上結太/写真:安藤香穂、高木颯人(早稲田スポーツ新聞会)

早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会

1959(昭和34)年創刊。人気の野球、ラグビーを中心に早大体育会44部をくまなく取材し、年12回の新聞発行およびWebやSNSによる情報発信を行う。現在部員170名で活動。»早スポHP»Twitter»Facebook

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